放送作家になるには、「今日から放送作家になります！」と宣言したらなれる職業です。資格も承認も何もありません。基本的に放送作家という肩書きは全て自称です。
つまり、誰かから「あなたは今日から放送作家」と決められることはなく、言ったもん勝ちの世界です。ハイパーメディアクリエイターみたいに、肩書きは自分で決めることが出来ます。
放送作家は資格でも会社の役職でもないため、会社に所属することはありません。なので、自分の給料は自分で稼ぐしかありません。つまり、個人事業主ということです。20代はずっと会社に所属していたので、個人事業主と言われてもピンとこないのですが、今まで医者に行くとに必要な保険証などの健康保険、年金など、所属していた会社から天引きされていた費用は自分の責任で支払うことになります。
住民税もそうですし、確定申告も必要です。とはいえ、役所がちゃんと教えてくれるので、平日の半日、役所に行って聞いてしまえば問題ないのでビビる必要はないですが、当時の自分としては、今まで全部会社に任せっきりだったので不安しか無かったですね。
特にYKKは間接部門が非常に充実していたので、「ハンコだけ押しておけば大丈夫ですよ」と言われていたので、本当に何も考えずハンコばかり押してお任せ状態でした。そういう意味では、これからは全て自分で考えて行動するんだと考えさせられる良い機会だったと思います。YKKという企業に守られていたんだなぁと思います。
。。。明日に続く。
