
フィリップ・コトラーは「マーケティングの4Pは古い」 と言って10年以上経ちます。そしてコトラーは「ファイブ・ ウェイ・ポジショニングも注目すべき理論の一つだ」と。
コトラーが薦めた、これたけでもスゴイ。
・この考えはコモディティ化に陥っていない
・経営資源が限られている中で選択と集中が出来ている
ということ。監修した星野佳路が言う。
ファイブ・ウェイ・ポジショニング
・価格
・サービス
・アクセス
・経験価値
・商品
この5つのうち、一つはレベルⅢ(市場支配)をすること。
別の一つでレベルⅡ(差別化)、他の三つはレベルⅠ(業界水準) を保つこと、と言う考え方だ。
全てをレベルⅢにするにはコストがかかり過ぎるからだ。
星野佳路は、本誌を第二章まで読んで、 あなたの教科書にするかどうかを決めてほしいとのこと。
私は教科書にすることにしました。
【あなたのビジネスへの問い】
Q1お客様の行動の理由を、本当に分かっている? なぜあなたのところで買ってくれるのだろう?そして、 何をすると買ってくれなくなるのだろう?
Q2新たな、もしくは、 すでにいるライバルに仕事を奪われるとしたら、どんな時だろう?
Q3お客様が密かに強く願っているのに、 あなたが今提供できていないものを、一つ挙げるとしたら?
Q4ビジネスに関して、どんな状況でも、 変えられないことを2つ挙げるとしたら?
これを答えられるようになること。まずはそこから。
・消費者は人としての価値観を大切にしている
・人としての価値観が、ビジネスの価値を生む
・今日の消費者にとっては、商品価値より価値観の方が大切
1.価格の神話
企業は安さを誇るが、消費者は公正な価格を評価する
2.サービスの神話
基本をしっかりやること。 付加価値ばかり考えて基本を疎かにしてはいけない。 顧客に対して基本的で日常的な要望に応えることが大切。
3.アクセスの神話
もはや立地だけを指していない。店内の(物理的・心理的) 案内を求めている。迷わず行けること。すぐに購入できること。 購入が簡単であること。
4.経験価値の神話
顧客との親密さがものを言う。楽しませることが全てでなく、 人としての敬意、人間らしく扱われること、 自分だけのための商品やサービスを提示されること。
5.商品の神話
「最高」の品より「そこそこ」の品を求める。 多くの人がそれほど高価ではない「そこそこの品」 を購入すれば納得で高級品には手を出さない。顧客は「許容範囲」 を持っている。
→「私が欲しいもの(正直さ、敬意、信頼)をくれるなら、 あなたの欲しいもの(忠誠心)をあげます」
・レベルⅠ
顧客が「あなたを受け入れます。 商品やサービスを買ってもいいし、 もう一度来てもいいと思える程度には信用しています」 と言ってくれる最低水準。
・レベルⅡ
「あなたの店、商品、サービスが好きです。( 条件が全て同じであれば)多分あなたのところで買うでしょう。」 と消費者が言ってくれる。 次もこの店で買ってもらうと言ってもらうこと。 他者と差別化が出来ている状態。頭には数社浮かんだが、 結局あなたのお店が選ばれた状態。仮にあなたが仕入担当なら、 数社ある中でどの会社を選ぶか、基準を作って選ぶはずだが、 消費者はそのように考えて動いていることを想像すること。
・レベルⅢ
消費者は企業に対し「あなたを心から信頼しています。だから、 数ある企業の中からあなたを選び出しただけでなく、 私に代わって、買い物の選択肢を編集する権限を与えます」 と言う理想的な状態。
・ウォルマート
ウォルマートが最強の小売店である理由は、創業者のサム・ ウォルトンが、ただひたすらお客様に話しかける。 顧客の声を聞くこと。 そしてそれを企業風土として組織全員に浸透させたからだ。
サム・ウォルトンはフラッと店に来て、レジ係に声をかける。 彼女がどれだけ売り上げを打ち込んだかを全て知っている。 データを分析、理解しているから、そのようなことが出来るのだ。 店内放送で「みなさん、私がウォルマートの創業者、サム・ ウォルトンです。少しの間、 店の入り口の前に集まっていただけませんか?お客様も、 ぜひいらしてください」。そして床に座ってみんなに尋ねます。「 店で今どんなことが起こっているか、教えてください。 ここがもしあなたのお店だったら、よくするために何をしますか? 」そしてメモを取る。それが店長の仕事でも販促や販売、 人事の仕事であってもサムはやる。 どれだけウォルマートが大きくなっても消費者と社員の繋がりを失 いませんでした。「お客様を大切にする」「社員を大切にする」「 有名ブランドを毎日安く提供する」 この姿勢は20年間一度もブレることはなかった。
【価格】
顧客は激安を望んでいない。公正な値段で購入したいだけだ。
価格だけは消費者の持ち物だ。お金を手放せ!と要求するもの。 企業は価格を設定することしかできない。だから重要。
つまり顧客は「妥当な価格」を求めている。
・オンラインショップに限っては「底値で買うこと」 が普通になっており巨大なバーゲンセールと見ている。
・ウォルマートは最安値ではないが、顧客に耳を傾けて、 顧客とのやり取りの中で信頼関係を築いていった。 そしてプライスリーダーとして信頼されるようになった。
EDLP(エブリデイロープライス)戦略は公平で一貫性があり、 お客様の望む商品やサービスを提供できること。
受け入れる→好む→選び出す
公平さ→一貫性→代理人としての働き
標準に達している→差別化→市場を支配している
・ダラージェネラル社
良いものを安く。毎回選ばれる為に。
低年収と年金層をターゲットに徹底的に安く良い商品を提供した。 他者が狙わない田舎の小さな都市をターゲットに商売した。
ダラージェネラルの価格戦略
・現金のみ。
・新店オープン以外広告はしない。
・小売価格をいくつかに統一。顧客の買い物と、従業員の経理、 在庫管理を楽にする。
・最低価格と最大のマージンを守るため、 主に自社ブランドとプライベートブランドを扱う
・商品の販促量を上げるため、回転の速い消耗品を中心に取り扱う
・安価な什器やディスプレーで「実用本位」の店づくり
・新店舗は地域マネージャーとのネットワークを活かして決定し、 購入は不動産専門部隊が行う(安い短期の賃貸契約)
・テクノロジーは効率を上げるためのごく基本的なものだけ使う
・輸送費を最小に抑え、商品補填の時間を削減するため、 店舗は流通センターからなるべく近い場所にする
人については30-40才のシングルマザーがピッタリで、 仕事に質を求めて高い給与を払い長く働く為には、 子供の面倒を見る気配りできる女性。店舗は田舎なので、 そのエリア内で人を見つける。 不動産の用地も地元の彼女たちのエリアマネジャーに任せる。
〜アクセスの良さ〜
1.店は、顧客がさっと入店し、買い物を済ませ、 さっと出て行ける広さだ
2.目の高さを超える位置に展示をしないので、 顧客は店全体を見渡せる
3.顧客がレジを速やかに通過できるよう、 高速レーザースキャナを使い、レジの近くに商品を置かない。
4.顧客が価格を探さぬよう、メーカーに価格を張ってもらう
5.店のレイアウト、順路、商品の構成を5, 000店舗全て統一している
6.在庫のSKU(最小管理単位)を4,500までとし、 店の混雑や買い物客の混乱を避ける
7.店は小さな町の主要道路に面した場所、もしくは、 都市近郊で主要な公共交通機関が通っている場所に開く。
→第一の要素の価格に第二の要素としてアクセスとしているのは、 ウォルマートのような広い店舗と異なり、ダラー・ ジェネラルは小さな店舗。時間が無い人ばかりなので、 早く買える店舗作り、安いコンビニを目指しているから。
〜使命と方針〜
・モラルを大切にするみんなの会社を作ろう
・経営陣は、チームワークを促し、 権限を与えたスタッフを励まそう
・仕事と周りの人たちに敬意を払おう
・前向きな環境が持つ力に目を向けよう
・互いに助け合い、与え合おう
「価格についての診断」
Q1価格で市場を支配したいなら、 価格設定について顧客とコミュニケーションを取るとき、 公正で適正な価格と強調しているか?
Q2価格で戦うつもりがないなら、 競合市場の価格レベルに合わせようと努めているか?それとも、 やみくもに市場やカテゴリーの最低価格に合わせているだけ?
Q3どんな価格戦略を取るとしても、一貫性は大切だ。 現在取引している顧客は、あなたの会社の半年前の、 もしくは半年後の価格方針をうけいれるか?
Q4自社の商品やサービスを前提に、友達に尋ねてみよう。 価格設定に関する会社の主張は、彼らにとって分かりやすく、 シンプルで、直感的に正しいと感じられるものか?
Q5どれくらいの頻度で、 ライバルの価格設定の状況を客観的に調べているか?
【サービス】
消費者が求めていないサービスは、サービスではない。 付加価値に力を入れすぎる。書店に喫茶、 スーパーにクリーニング屋など、 消費者にとって二の次のサービスに力を入れ過ぎている。 余分なサービスに注ぎ込んだ金を採用・訓練・評価・ 報酬に回すべき。
効率化重視となりサービスは低下している。 ガソリンスタンドはかつて「サービスステーション」 と言われていた。オイルをチェックし、フロントガラスを拭き、 ゴミも渡せば捨ててくれる、ガソリンも入れてくれる。 今はセルフサービスだ。
5つの中で投資をして一番効果が高いのは、実はサービスである。
消費者から見てサービスとは「企業そのものの姿勢」である。
1.購入前のサービス
「何かお困りごとはないですか?」との声がけ。 専門知識豊富なセールスパーソン
2.取引段階のサービス
包装やギフトのラッピング、 一緒に買えば重宝するセール品や特典など教えてくれたり、 気の利いた耳寄りなアドバイス
3.販売後のサービス
購入後に起こる様々なトラブルを解決してくれるか。 誠実で経験豊富なスタッフがいるか。
サービスとはお客さまが電話をくださって永遠に続くもの。 トラブルも原因を追求することと、 今困っていることをどれだけサポート出来るかも大切。
〜サービスで戦う〜受け入れる → 好む → 選び出す
基準に達している → 差別化が出来ている → 市場を支配している
便宜をはかってくれる → 教えてくれる → カスタマイズしてくる
・スーパークイン
アイルランドのスーパーマーケットチェーン。
成功の秘訣 第一の要素 サービス
1.店の入り口に出迎えのスタッフを配置し、 買い物客に挨拶をしたり、カートを手渡したり、 コーヒーを勧めたり、車椅子を持ってきたりしている
2.低コストと引き換えに品質をおろそかにしないよう、 商品の包装には細心の注意を払っている
3.店長には、 オフィスにいるのではなく店頭に立つように促している
4.店の至る所で、食品の試食販売を行なっている
5.傘を貸し出したり、 顧客の車まで荷物を運ぶサービスを実施している
6.果物や野菜の栄養成分の説明を店内に掲示し、 顧客が十分に情報を得た上で選択できるようにしている
7.顧客が質問や苦情を出しやすいように、 全店の入り口付近に顧客サービスカウンターを設けている
8.常連客が1-2品のために足を運ばなくて済むよう( ライバル店しか扱っていない商品でも)特別に仕入れている。
9.店内の特定エリアを担当する「通路モニター係」を配置し、 顧客の質問に答えられるようにしている。などなど詳細は本で。
→基本的なサービスを疎かにせず、 お客様の期待以上のサービスを行う。 サービスカウンターを店舗の全面に設置していつもクレームに対応 する心がけでいる、 トラブルを発見した顧客にポイントを付与するので顧客がバク出し をしてくれる、など。
成功の秘訣 第二の要素 商品
1.4時間ごとに焼きたてのパン
2. 忙しい顧客のために高品質なサラダバーと調理済み食品を提供する
3.青果、肉、 シーフードは1日2回の鮮度の高い商品を業者に依頼している( 独占販売契約を結ぶ)、場合によってはプライベートブランド。
4.シーフードや肉は切り分ける
→スタッフには平気で廃棄を依頼する。新鮮さが保てないから。 鮮度が命。廃棄率が高いのは責任者が悪いから。 4時間以上たったパンは置かない、 鮮度が命なので大量に切らない。 お客さまは自分が食べる肉を切られるのを見たい。 陳列棚の温度を15分ごとに見ている。
【アクセス】
立地が全て、ではない。
アクセスは立地だけでなく、消費者が望む時に、望む場所で、 なるべく邪魔が入らず迷惑もなく、 企業とやり取りが出来ることを望んでいる。
顧客に「買いやすさ」を提供すること。
簡単で便利でないといけない。
さっと見つけることができて、 自分のニーズに合わせて使いこなせるようになること。
お客さまが店の地図を頭の中にサッと描けられるようにすること。
・アクセスの悪さを売りに
クリスピードーナツのように店舗の少なさ、場所が限られている、 希少価値が少ないから成功する事例があるが、 投資をして店舗を広げてアクセスが良くなると途端に失敗する。 希少価値を大切にする例もある。( 手に届きにくいという神秘的な要素を大切にする)
・店舗を増やして失敗
逆に店舗が多いといつもの景色になる。 売上のレバレッジが効かなくなる。
〜アクセスで成功する〜
受け入れる → 好む → 選び出す
基準に達している → 差別化が出来ている → 市場を支配している
簡単である → 便利である → 解決策をくれる
「店の清潔さ」「価格の見やすさ」「便利な営業時間」「 店の構成とレイアウト」に力を入れるべき。
店舗が大きくなりすぎると逆に顧客接点がどんどん薄れていくので 、モノの探しやすさと同じく、 広くなりすぎないことも大切な要素。
好立地で余計なサービスを一切つけないジュリーズ・ドイル・ ホテルなどが好立地で値段を抑えたサービを展開している事例もあ る。
・サークルズ
企業間のオンラインコンシェルジュサービスを展開している。
第一の要素 アクセス
年中無休で解決策を売る。クライアントの旅、娯楽、 ライフスタイル全てを提供する。
第二の要素 サービス
常にクライアントに「よく写る」ようにすること。
・顧客に欲しいものをちゃんとアクセスさているか? 店のあれこれを勧めて「誘導」しようとはしていないか?
・顧客から来てもらうではなくて、 自分から喜んでいくという気持ちはあるか?
【商品】
消費者は最高級品を望んでいない。顧客は「 商品がインスピレーションをくれない限り、 いくら性能が良いといっても、耳を貸さないからね」と言う。
アンケートでは「最高の商品を手に入れたい」と言うが、実際は「 そこそこ」の商品で良いのだ。
消費者は最高級の商品があるよりも、一貫して「そこそこ」 良いものがあれば良い、一貫性が大切である。
顧客は本当に良いものは「メーカー」で選ぶが「そこそこ」 良いものなら「店」で選ぶことが多い。
〜商品で戦う〜
受け入れる → 好む → 選び出す
基準に達している → 差別化が出来ている → 市場を支配している
信用できる → 頼りになる → インスピレーションをくれる
インスピレーションとは高価格帯の商品だけでなくIKEAのよう に安くても大胆なデザインをする会社からも十分にインスピレーシ ョンを与えられるケースもある。
・レコードタイム
ミシガン州ローズビルにある小さなミュージックストア。
第一の要素 商品
1.他のミュージックストアで扱わないジャンルの、 最先端のアーティストを紹介し、 顧客にインスピレーションを与える
2.音楽と深く関わるセールスパーソンを採用
3.人気のない分野(クラシック・カントリー)は深く扱わない
4.ダンスルームを設け、 顧客が商品を聞いたりファンと増え合うことで、 トレンドセッターが何を聞いているかを把握する。
5.複数のレーベルを持つ卸売業者となり、実質的に、 一部アーティストのスポンサーとなる
第二の要素 サービス
1.主要スタッフが常にいて、顧客に提案型の販売、 アーティスト、レーベル、音楽スタイルについて詳しく説明する
2.常連客には、 好きなアーティストや新ジャンルの商品が入荷した、 といった情報を紹介
3.その週にリリースされた新譜情報を、 店内の一番目立つ場所に提示する
→音楽を買う世代は若い、そしてブルーワーカー。 財布の紐も緩いがトレンドが大切。 常に店舗にいてトレンドを追うこと。 年を取っても音楽が好きじゃないとやれない。 ミュージックストアの成功者はオフィスにいるが、 店舗に出ないとトレンドが分からず失敗する。 店舗に居続ける必要がある。
【経験価値】
「楽しませさえすれば良い」という誤解。
企業に楽しませてもらわなくても、みんな自分で楽しめるのだ。 ハードロックカフェなどエンタメ系ショップが苦戦しているのはそ のような理由だ。消費者は企業からの敬意を求めている。 経験価値とは消費者が店を訪れたり、 買い物をしたりするときに抱く感情に他ならない。
アクセスに物理的アクセス心理的アクセスがあるように経験価値に も外的(エンタメ)と内的(企業に抱いた感情との結びつき) 経験価値がある。
・ここはあなたの場所だ、という経験価値が店舗には大きい
・お客さまとして扱われること
〜経験価値で戦う〜
受け入れる → 好む → 選び出す
基準に達している → 差別化が出来ている → 市場を支配している
敬意を払ってくれる → 気遣いをしてくれる → 親密さを示してくれる
・己の欲するところを人に施せ
・経験価値の採用は、技術よりも、お客さまに率先して仕え、 自分よりも人を優先できて、おまけにユーモアセンスのある、 利他的な人材。人を思いやることのできる、 チームプレイができる人材。
・キャンベル・ビューリー・グループ(ビューリーズ アイルランドのコーヒーショップ)
第一の要素 経験価値
1.店の細部まで、常に細心の注意を払っている
2.顧客がくつろいで長居し、自分のペースで過ごせるよう、 ウェイターサービスは提供しない
3.カフェのスタッフを徹底的に訓練し、 スタッフ全員をレベルで分類している
4.カフェではあちこちに「どんなサービス」 が受けれるかを説明している
5.顧客からのフィードバックを徹底的に募っている。 フィードバックをもとにインセンティブを設定している。
第二の要素 商品
1コーヒーと紅茶の仕入れ係が世界中の栽培農家やブローカーと親 密な関係を築いている
2.コーヒー豆と茶葉の焙煎やブランドを、厳しく管理している
3. ブランドの品質を保つために大規模な追跡システムを維持している
4.カフェのスタッフと契約した法人顧客に対して、 コーヒーと紅茶の正しい淹れ方、 出し方を教える総合的な訓練をしている、 適切なマシンを使うよう、 さまざまなコーヒーメーカーを貸し出したり修理やメンテナンスを 行なっている
5.スタッフは3ヶ月ごとに追加訓練をうける
→ビューリーズの経験価値は商品の品質にも左右される。 常にレベルの高く、淹れ方も重要である。
・グルメ・ガレージ( ニューヨークのロックンロールなスーパーマーケット)
第一の要素 経験価値
1.経営者がビジネスに情熱を持っている
2.店内のイベントや販促活動が「楽しくて、ファンキーで、 あか抜けた」企業イメージをさらに高めている
3.店内はロックンロールが流れ、施設や店構えがユニーク。 珍しい高級食品は、視覚的効果を考えて面白く販売している
4.親切で笑顔があふれる「磨けば光る社員」を雇っている
→食品、銀行家、建築家の3人で起業して、 毎日店舗に出てお客の声を聞いてサービスを展開。 自分たちのやりたいことと顧客の声を聞いて店を展開。 資金を抑えつつ人の採用も行う。 素晴らしい商品を魅力的な価格で展開
→イベントを軸にPRを積極的に展開
・第二の要素 価格
1.食品卸売会社と特別な関係を結ぶ
2.積極的プライベートブランド
3.セントラルキッチン方式で、売れ残りそうな商品は安く販売
4.どの店舗も「倉庫」のような店構え
5.PR中心に販促コストを抑えている
→食材卸メーカーのオーナーもやっている
→PBの販売は2割だが利益は5割。 価格と品質のバランスは常に追求する。
・お店に入るといずれ買わない理由を探し始めてしまう、 そうならないような店にで会えることがベスト
・顧客に他では得られない価値を提供しているか?
・顧客のニーズや懸念を幅広く把握しているか? 顧客の購買行動以外も把握しているか?
【実践】
ファイブウェイポジショニングの評価を行えば、 企業は必ず一連の重要な決断を迫られる。最初に迫られるのは、今選んでいる第一位、 第二位の要素をこのまま強化するのか、それとも選び直すのか? 今戦えている場合は問題ないが、 顧客が直接的もしくは間接的なライバルに流れていくのを目にした ら、そして、 今後の成長の見込みも疑わしいのなら第一位と第二位を見直す時期 である。
第一位の変更をする際、消費者は常に企業に方針を貫くこと、 忍耐強く振る舞うことを望む。 変更することで社員の負担にもなる。売り上げも落ちる。
〜人材〜
第一位か経験価値なら、 顧客接点での経験価値が高くそのような人材の教育が必須で、 商品なら商品に詳しい人材、価格は安い人材を雇う必要が厳しい。
アクセスは顧客に解決策を出せる人材が必要で、 サービスはさらに秀でた人間が必要だ。