tigerdriver-91’s blog

東京に来た大阪人がつれづれなるままに書いたブログ

夢をかなえるゾウ 1

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いたって普通の独身サラリーマンのことろに、ガネーシャというゾウの神様が来て、そのサラリーマンに一つ一つ成功への教えを解いていく物語です。

読みやすく楽しい物語になっているので、漫画を読んでいるような感覚ですがね。気軽に読めてためになる本です。
 
それでは今日も個人的に気になった箇所をお伝えしますね。

・その日頑張れた自分をホメる
→コレって意外と盲点だなぁと思いました。自分をホメると言う発想は正直なかったです。頑張った自分をホメるっていい習慣だなぁと思いました。寝る時って意外とネガティブなコトを考える時があるので、褒めて寝るのは今日からやってみたいと思います。

・周囲に反応しているだけ
→自分がやりたいことではなくて、依頼を受けて対応しているだけ、それが反応しているだけ。周囲の期待やトレンド・流行など、言われたことしかしない、怒られたくない。仕事は作業なので反応してやってるだけでは面白くないですよね、膨大な仕事の時間を如何に楽しい時間にするか、再確認できる言葉だと思いました。

・1日何かを辞めてみる
→夜に甘いものをたべたりするので、今日は我慢する、と言うのはよいことですよね。腹いっぱい食べるのをやめる。とか。寝る前にスマホを見ないとか、ご飯食べた後ソファーに座るのをやめるとか。あ、今ソファーの上で書いてるわ^_^

・自分が一番得意と思うコトを聞く
→意外と自分のことは知らないと思います。僕はどうやら何でもすぐやるのが特徴みたいですね。因みに苦手なのは、人前のスピーチ。プレゼンは得意やけど締めの挨拶とか苦手です。実は苦手を逆手に取って得意と見せるテクニックもあるみたいですね。

・やらずに後悔しているコトを始める
→少し大きめのやれてないコトって後回しにしますよね。僕はオーストラリアに行く。ですが、体が動くうちにいかないとなぁと思います。まだまだ大丈夫ですが、いつどうなるか分からないですよね。あと、ダーツバーを作りたい。あと、ペンギン村も作りたい。出来るかな^_^

・意識を変えるだけではダメで行動に変える
→自分はこれをする、本を買う、本を読む、だけではインプットしただけで、意識が変わっただけ。自己満足しているだけで、実は何も変わっていない。アウトプットすること。行動することが大切であるコト。成功する秘訣は最後まで諦めないコト。でも認めなれない作業は諦めた方が良い。でも、自分自身を諦めてはいけない。

上記以外にも本誌は非常にためになることばかり書いています。最後にガネーシャの名言をつけてまとめたいと思います。

・毎日、感謝する
「自分の中に足りないと感じてることがあって、そこを何かで埋めようとするんやのうて、自分は充分に満たされている、自分は幸せやから、他人の中に足りないもんを見つけ、そこに愛を注いでやる。この状態になってこそ、自分が欲しいと思てた、お金や名声、それらのすべてが自然な形で手に入るんや。だってそうやろ?自分らは、お金も、名声も、地位も、名誉も、自分で手に入れる思てるかも分からんけど、ちゃうで。むしろ逆やで。お金は他人がお前にくれるもんやろ。名声は、他人がお前を認めたからくれるもんやろ。全部、他人がお前に与えてくれるもんなんや」

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マーケティングは組織改革である

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【下の立場から会社を変えたいマーケッター向けの本】

戦略やスローガンがあるが、社員に浸透しておらず、 何を目的に仕事をすれば良いかわからない、 戦略を説明できる上司がいないし、 社長も伝えっぱなしで伝わることの大切さを知らない。

もしくは、社長が決めたことは誰もが従う環境であることと、 社長が気分で仕事をしているため、 自分の思い通りいかないことは、精神論を振りかざす傾向があり、 幹部は何も言えないような環境をつくっている会社があったとしま す。

 


著者はそんな機能不全に陥った会社たちに警鐘を鳴らし、 本当の意味の組織改革を伝えたいと思って書かれた内容だと思いま す。

USJをV字回復した日本有数のマーケッターである森岡さんの「 経営書」です。

私が気になったポイントを記載したいと思います。

 

 

 

・ビジネスを行う目的で編成される4組織

マーケティングシステム

売上を獲得する機能。マーケティング部はその機能の一つで、 市場調査部、営業部、 売上獲得に関わる全ての重要機能も含まれる。

商品企画も含まれるのだが、 商品を売る段階で商品を考える機能がマーケティングシステムに加 わることで、新しい商品の着想を産む

②生産マネジメントシステム

商品企画が考えた売れる商品に対し、 商品を生産することに関わる一切のつながりを請け負っている、 商品を継続的に生み出し続ける一連の機能です。原材料の調達、 工場での生産、在庫管理、 物流管理などの一連のロジスティックスがこの機能にあたる。

ファイナンスシステム

マーケティングシステムによって獲得された売上から、 組織を機能させるためのさまざまな経費を管理し、 財務状況を改善する施策や企業のさらなる成長に繋げる方策を司る 部門

④組織マネジメントシステム

人をより生産的に働かせる仕組み。人事や総務などがあたります。 人の評価制度を司る部門

 


目から鱗なのが、 マーケティングシステムに営業もマーケも商品企画も全て一つにま とまっていることですね。 商品企画は事業部の中で商品を作る傾向にありますが、 商品企画を外に出しお客様の要望を聞くことで売りやすい商品が出 来上がる。 売りやすいのは自分たちのコンセプトとターゲットとしたお客様の 要望が合致した状態であり、誰に売りたいのか、 その誰に大きなメリットがあるのか、 その誰が他の人にも広めたいと思う商品なのか、 そこまで現場と擦り合わせる大切さを学びました。 カッコ良さだけ追求する自己満足の商品ではなく、 買いたい人にとって素晴らしい経験を与える商品であることだと思 います。

 


・意思決定者が何に困っているかを調べる

上は上からどんなプレッシャーを受けているのか、 困っていることの優先順位はどうなっているのか。

→優先順位は不明確なことが多いですよね。 自分が思っている順位と違うことは良くあるので、 本質的なことは何かと比べながら優先順位は決めるべきと思います 。

 


・組織に色濃い不文律や暗黙知から探る

その時代には、 たまたまその方法をとって目的を達成したことも多いので、 戦術は時代と共に変化すべき。ただし、 本質を実行するための方法論として創業の精神をアップデートする ことはアリ。USJはワクワクドキドキは変えず、 映画だけを変えた。

→経営者の満足度が高い施策ですね。 第一線で働く社員には関係ないことです。なので、 この精神は管理職までがしっかり理解し、 それより先は管理職に任せること。言葉を伝える必要はなく、 管理職がその精神に則り、社員をついて来させることができれば、 そのミッションは浸透されていくものと思います。 現場から出世する人間はそういったことを意識し始めると思います 。全てに伝えるよりも、 少なくても良いので濃度の濃い理解者がいることが大切だと思いま した。

 


・普遍的な経営のキーワードから仮定する

「売上を伸ばす」「利益率を上げる」「優秀な人材を取る」など、 戦略が仮説の域であれば、 上記のような普遍的なキーワードを入れて検証する

→戦略はまとまっていないことが多いので、整理するか、 シンプルな言葉に置き換えて、 何をすればどうなるかを伝えるだけで良いと思いますね。

 


・上に売り込むには二系統ある

その1     組織目的に忠実なターゲット

組織全体にとっての正しさを最重要視しているターゲット

その2    自己保存に忠実なターゲット

自分の都合が悪い提案を受けない。 自分がよく見えるようにしたいターゲット。なので、 提案する時も、 わざと穴を作り上長がそれを埋めて持っていくことをしないといけ ません。本来はこんなこと仕事ではないのですが、 抵抗勢力にもなり得ますので、上手く取り込むことが必要。

→ やる気を持って仕事をしている人には邪魔な存在が自己保存する人 ですね。 とにかく上司に取り入ろうとする人がいたのが懐かしく思います。

 


・巻末の対談「秋元康

「ターゲットはギュッと絞って、そこで人気を取り、 選抜総選挙のような仕掛けをして大衆に知ってもらう」

「アイドルっぽくないけど良い曲、 365日の紙ヒコーキをNHK連続テレビ小説あさが来た、 で流すことでファン以外の認知も上げる」

「記憶に残る幕の内弁当はない」

「あの何とか、と呼ばれるように、あの、 の部分を作ることを毎回考える。秋葉原の何かの劇場のアイドル、 といってもらった時に買ったと思うわけ」

 


最後は秋元康さんの言葉で締めとなりましたが、 今会社の体制で悩んでいるマーケッターは共感できる内容と思いま す。

 

 

 

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伝説の七大投資家

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ジェシー・リバモ

1929年の大恐慌の引き金を引いたと言われる「 ウォール街伝説の投機王」。 驚くほどの成功と幾度もの破産を経て悲劇的な最期を迎える 

 


ベンジャミン・グレアム

ウォーレン・バフェットが「生涯の師」と呼ぶ投資理論家。 割安株指向の「バリュー投資」の創始者として知られる

 

フィリップ・フィッシャー

数字だけで投資先を選ぶグレアムに対し、 数字だけではなく将来の成長性や競争力を重視する「成長株投資」 の創始者。バフェットのもう1人の師である。  

 


ジョージ・ソロス

「クォンタム・ファンド」の設立以来、幾度かの損失はあるが、 ほぼ一貫して勝ち続けている「世界一のマネー・マネージャー」「 イングランド銀行を叩き潰した男」とも呼ばれる

 


ウォーレン・バフェット

「世界一の投資家」「オバマの賢人」と呼ばれ、 投資の世界以外にも強い影響力を持っている。毎年、 卓越した成績を上げ続ける負けを知らない投資家である。

 


ジム・ロジャース

37歳で「クォンタム・ファンド」を離れ、 バイクと車で2度も世界中を回った「冒険投資家」 自分の目と足で成長を確信した新興国市場への株式投資を得意とす る。

 


ピーター・リンチ

マゼラン・ ファンドの資産を在任中の13年で777倍へと成長させた伝説の ファンド・マネージャー。個人投資家向けに「アマチュアの利点」 を説いている。

 


時系列では上記の通りですが、本誌で構成状、 時系列順ではないことがあります。それではまず、 この人から始めます。ではでは。

 

 

 

1.ジェシー・リバモ

1929年10月に株が一気に売りが集中した「暗黒の木曜日」。 銀行が下げ止まりを防ぐために買い支えたものの、 休み明けにダウ平均が13%も下がり翌日も暴落した「 悲劇の火曜日」

大きな損失を被った投資家たちがパニックに陥って株の損失を埋め るために、様々な事業や国に投じていた資金を引き揚げた。 コレが世界恐慌に繋がったと言われている。

 


その引き金を引いたと言われているのがジェシー・ リバモアと新聞は書き立てた。リバモア自身「 一個人が市場を動かし、 価格を思うままに上下出来ることは不可能」と答えているが、 リバモアのやり方は完璧だったと言われている。

 


バモアは高騰を続ける株価の先行きを下落と睨み売り込んでいた 。1億ドルを超える仕込みを終え、 すざましい勢いで株価が下落する大恐慌のさなか、 巨万の富を得ることになった。それがなぜできたか、 と言うことだ。

 


バモアはマサチューセッツの貧しい農家に生まれる。 14歳で学校を辞めさせられ農業一本で生活するように言われるが 、母親からもらった五ドルで上京。 最初は株価の変動を黒板にチョークで書く「チョークボーイ」 だった。

そこで、株価の変動を間近でチェックし、投資家の意見を聞いて、 上がり下がりする株を見て教訓を得る。

 


「株価が変動する姿のみに意識を集中せよ。 変動の理由に気を取られるな」

 


「 市場が発信する理論的に間違いのないシグナルを確認して行動する 」

 


という原則を常に意識していた。

 

 

 

いつの時代も、行き当たりばったりで売買を繰り返す、 自分の好みだけで株を選ぶ、 誰かの予想に乗って理由もなしに推奨株を買う、 このような人が今も昔も多いかもしれないですね。

 

 

 

16歳になったリバモアは違法のバケットショップで自分の理論で 相場を張り、儲けるようになった。本来、 バケットショップは胴元が儲かるようになっているのだか、 そこでも利益を出し続け、締め出しを食らう。 そして実家に儲けた1,000ドルを持って帰るのだ。 

 


ボストンでの戦いが困難となり、稼いだ2, 500円を持ってニューヨークに乗り込む。ただし、 ウォール街で破産する。ハッサンに1,000ドル借りている。 ボストンのバケットハウスで借金を取り戻し、 ニューヨークに戻り、ハッサンに1, 000ドル返して再起を図る。その時、 リバモアは相場に勝つための秘訣として以下三つと言う

 


・タイミング

・手持ち資金

・冷静さを失わない自制心

 


市場は常に正しい、絶対的に正しい。それに対して人間は、 しばしば誤った予想を抱き、進む道を踏み誤る。 相場に勝つ必要はない。勝たなければならない相手は自分自身。 感情の起伏である。リバモアは20代の若さで理解していた。

 

その後,結婚、2度目の破産(合計で破産は4回)、 別れをする中で経験したのは、 大きく勝負をするときには小口で売り、 利益が出ると思ったら一気に売る。それまではひたすら待つこと。 誰とも組まずひとりでやること。内部情報や極秘情報は信じるな。 10%の損が出たら売る。利益を出すには倍の労力がいるからだ。

 


破産、復帰を繰り返し、2度の離婚、元妻が息子をピストル射殺。 市場が盛り上がっている中、 1人売りを確定させて1億ドルを手にし世界恐慌を引き起こした男 と言われた男も最期に自殺と波瀾万丈の人生でもあった。

 

 

 

 

 

 

2.ジョージ・ソロス

イングランド銀行を潰した男として知られている。ジム・ ロジャースと共にクォンタム・ファンドを設立。

ユダヤ人であるソロス一家は、 親ドイツのハンガリーで生活していたが、ナチスドイツが侵略。 家族がバラバラになり偽名を使って生きてきた。「 正体がバレたら殺されていた」という少年期。「 危険をおかすことは,悪いことではない。リスクをおかす際は、 全てをかけるな」と言う考えで生きてきた。 その後ソ連配下となるがインフレが起きる、 ソロスは両替の仕事を請負、 手数料でマージンを得るビジネスを知る。

 


投資家になった時「上手くいっていない時、最初にすべきことは、 投資額を減らすことだ。損失を取り戻そうと考えてはならない。 少額から投資することだ」

なので損失も出すことがあるが、全てを失うことはしない。 それがソロスの投資である。

 


17歳でロンドンの大学で経済学を勉強。 ハンガリー人は奨学金も出ないためバイトをしながら勉強をした。 「金儲けの大切さも理解しているが、偉大な哲学者になれば、 財産を築くよりはるかに大きな充足感をえられる」と考えていた。

 


ハンドバック製造メーカーでセールスを経験し、 その後ハンガリー出身者で経験する会社の金と株式の裁定取引を専 門とするトレーダーになった。ただ、 成果がですクビになりアメリカに渡る。 ウォール街のにはヨーロッパの金融市場に詳しい人間がおらず、 その知識を支えに欧州株の専門家として出世、 運用者として成功していたが、ジム・ロジャースとともに「 クォンタム・ファンド」を設立。

 


ジム、ロジャースはイェール大学卒業後、 オックスフォード大学ベリオル・カレッジに学び、 徴兵後ウォール街で働く。学生の頃から株の運用を行い、今後、 どんな株や商品が上がるかの予測が長けており、 ソロスの下で働いた後、一緒にファンドを設立した。

 


ロジャースが下準備をし、ソロスが引き金を引いて撃つ。 市場と逆の投資をすることが彼らの成功パターン。 ソロスは広く知られる前の会社を見つける天才だった。

 


会社が大きくなっていったが、 ロジャースは37歳でファンドを離れた。 ソロスと2人だけで世界に挑むことを望んだ。 そして今の仕事を続けることを悩み、 そのまま2000年のITバブル崩壊で損失を味わう。 でも一年で復活するのだが「ゲームに参加したければ、 苦痛に耐える覚悟がなければダメだ」とのこと。

 


ソロスはロジャースが去った後から将来的にファンドを任せられる 人材を探し、ジム、 マルケルにソロスの投資ノウハウを伝えスタンレー・ ドラッケンミラーにも伝えた。「正しい時にどれほど大きく稼ぎ、 間違った時にどれだけ小さく損をするか」

 


ソロスは正しい時は賭けすぎと言うことはない。 その機会を最大限利用すること。

 


ポンド危機に乗じて圧倒的な利益を上げたのはソロスで、 イギリス政府やイングランド銀行を相手に大勝利をおさめた。 ソロスは「自分に対する人の見方を変えなければならない。 私は単なる金持ちで終わりたくない。私には言うべきことがあり、 その意見を聞いてもらいたいのだ」といい、 金融と哲学の投資家と名乗るようになった。 世界最大のヘッジファンドとなり、 積極的に好んで政治的発言を行なった。 そして国境なき政治家と言われるようになった。

 


3.ジム・ロジャーズ

5歳から野球場の空き瓶を拾う仕事を始め、 6歳でリトルリーグでソフトドリンクとピーナツを売る許可をもら い、 弟や友人も雇って売り続け11歳には100ドルの預金を持つよう になった。 その100ドルで仔牛を育てて転売するビジネスを始めるが失敗。 チャート集を見て仔牛を高値で売っていたことに気づく。 自由に憧れ、お金儲けに興味のあったロジャースは、 14歳の時に雑貨屋での仕事、建設会社でも一生懸命仕事をし、 釘を打つことすら出来なかったが、 自発的に動くことで信頼を勝ち得る。 イェール大学時に投資に興味を持ち、お金の運用をする。 それを見ていた12歳年上のソロスはクォンタム・ ファンドを2人で設立した。

 


ウォール街の常識に疑いを持ち、 大勢に安易に従うことをしなかった。自分の理論を信じる上で、 経営者はもとより、競合相手や得意先、 取引先といった関係する可能な限りヒアリングを行い確信を持つ。 (思っているでなく、知っているが大切)

 


37歳で一度引退する。週に80時間以上働いたが、 2度の結婚生活は忙し過ぎることと価値観の違いが離婚のキッカケ となり、 拡大路線のソロスと6人分の仕事をやるから2人で仕事をしたいロ ジャースとの相違があり、新たな旅をすることになる。

 


世界一周を二度し、 オーストラリアの株式市場は誰も知られておらず、 これは儲かると思い勝負をかける。 ロジャースは投資で冒険しない、全てを調べ尽くすことだ。 そして成功する。 世界をバイクで旅をして各地で変化を目にすることになる。 自分の目で確かめ、自分の頭で考えることが成功には欠かせない。 大きな変化を肌で感じることがはるかに大切だ。

 


ロジャースは以前、日本株を全部売ると発言している。 昔日の経済大国が再貧国になったケースはいくつもある。 バイク旅行で日本を訪れた時、日本人の勤勉さに驚き、 二度目の世界自動車旅行で変わりつつある日本人を見たロジャース の言葉だけに説得力がある。

 


ロジャースの投資は歴史に学び、自分の目で見て、 そして考えることで成り立っている。

 

 

 

4.フィリップ・フィッシャー

祖父はリーバイ・ ストラウス設立当時からの会計士で一号店を毎日開店から閉店まで 取り仕切り、 父親は医者でお金に無頓着で診療代を払えない人にも丁寧に対応す る人だった。

家庭教師から勉強を受け、 運動が苦手で体も小さかったが学力がたかかった。

スタンフォード大学で地元の企業を訪問して分析を行う授業があり、フィッシャーは企業のことを学ぶ。

 


世界恐慌の時、ウォール街にはいなかったが、フィッシャーは価格と価値が違うことを学んでいた。

 


フィッシャーは一般投資家向けに少数の成長企業の株を中心にした助言を行うようになった。

 


「大きな利益を得るためには忍耐が必要ということである。株価に何が起こるかを予想する方がそれがいつ起こるかを予想するよりも簡単だからだ」

「株式市場がみんなを欺こうとする性質を持っているということだ。みんながしていることにつられて同じことをしてしまえば、大抵は全く間違っている」

 


超成長株を見つけて永久に保有する。モトローラは25年で30倍などが有名。

 


「真に優れた企業を見つけ出し、市場がどれだけ激しく変動してもその株を保有すること」

 


興味を持った株については、複数の関係者に聞き込みを行い取引先や顧客、競合企業から話を聞くことで、その企業の持つ強みや弱みを知り、成長の可能性を探る。企業の書かれたレポートの数字を信用しすぎないこと、レポートの向こうに側に隠された真実が投資家には重要。過去よりも未来の成長可能性。

 


株を売る理由

・投資対象を選択する時点で判断が間違っていた

・当初は優れた会社であったものが時の経過とともにかつての輝きを失う

・もっと有望な成長株に乗り換える

 

 

 

今が売り時、という声に踊らされないこと。成長企業に売り時はない。本当に優れた会社の株をできるだけ長く持つこと。

 

 

 

1.その会社の製品やサービスには十分な価値があり、売り上げの大きな伸びが数年以上にわたって期待できるか

 


2.その会社の経営陣は現在魅力のある製品ラインの成長性が衰えても、引き続き製品開発や製造過程改善を行って、可能な限り売り上げを増やしていく決意を持っているか。

 


3.その会社は規模と比較して効率的な研究開発を行っているか

 


4.その会社には平均以上の販売体制があるか

 


5.その会社は高い利益率を得ているか

 


6.その会社は利益率を維持し、向上させるために何をしているか

 


7.その会社の労使関係は良好か

 


8.その会社は幹部との良い関係を築いているか

 


9.その会社は経営を担う人材を育てているか

 


10.その会社はコスト分析と会計管理をきちんと行っているか

 


11.その会社には同業他社よりも優れている可能性を示唆する業界特有の要素があるか

 


12.その会社は長期的な利益を見据えているか

 


13.近い将来、その会社が成長するために株式発行による資金調達をした場合、株主の利益が希薄化されないか

 


14.その会社の経営陣は好調な時は投資家に会社の状況を饒舌に語るのに、問題が起こったり期待が外れたりすると無口になっていないか

 


15.その会社の経営陣は本当に誠実か

 

 

 

他の評価ポイントが高くても、15番目に疑問符がつくようであれば、投資すべきでないというのがフィッシャーの考え方である。

 

 

 

5.ピーター・リンチ

10歳で父親を亡くし、11歳でゴルフのキャディのアルバイトを始める。そこで成功した株の話を聞くという報酬を得る。ボストンカレッジに進学した時もキャディのアルバイトを続けて情報収集は続けていた。

ゴルフ客の中にフィデリティの社長がいて、それがきっかけでアルバイトを開始。大学卒業後、兵役を得てフィデリティに入社。マゼラン・ファンドを任せられ、4年間で一億ドルのファンドにする。

 


株式投資は科学というより芸術であり、何でもはっきりと数量化したがるタイプの人間には向かない」

「投資家の中にも、会社そのものを調べないででも、座って議論していると金融の女神がどの株が上がるか答えを教えてくれるように思っている人がたくさんいる」

「ライバル社のなかでどこが最も脅威になるか」

 


投資理由は小学生がわかるレベルまで落とし込む。この会社に投資したい、と思ったら家電製品を買うようにあれこれ調べて、ある程度の確信が持てたら買う決断をする。

 


マゼラン・ファンドの運用資産は16億ドルに達し、全米ナンバーワンのファンドマネージャにふさわしい成績と成果を上げた。一方でこれほどの成績を挙げるためにリンチは多くの犠牲を払った。そして退社した。

 


その後、アマチュア向けに株で勝つアドバイスを開始した。アマチュアはプロの真似はしないように指導している。

将来成長する株は、自分が暮らす街、日頃利用する店、日常的に利用しているサービスにいくらでもあるというのがリンチの考え方で、プロからすすめられるより、自分で感じたこと、家電製品を選ぶような真剣な選び方をするようにアマチュアに指導している。

 


6.ウォーレン・バフェット

経営するバークシャー・ハサウェイで50年かけて資産を180倍にした天才投資家。贅沢はせず、富の半分を慈善事業に投じたりすることから賢人と言われている。

父親は世界恐慌で財産を失ったが、極端なくらいに質素なやり方で、しかし着実に成功することでバフェット家の生活水準を中流階級まで押し上げたが、バフェットはこうした中で生まれ、苦しんだ父親を見て育った。

バフェットは6歳の時に、近所の人たちにチューインガムやコーラを売り始め、ガムで2セント、コーラで5セントの利益を得た。その後も小さなビジネスをして、11歳で120ドルを稼いだ。その時に読んだ本で複利で稼ぐことを知る。もし、1,000ドルの元手でスタートしても年利10%なら5年で1,600ドル、25年で1万ドルを超えることができることを知ったバフェットは35歳までにミリオンダラーになることを決意している。

 


「お金が欲しいんじゃないんです。お金を稼いだり、それが増えていくのを見るのが好きなんです」

 


バフェットにとってお金は自立を意味するものだった。お金があれば、人生で自分のやりたいことができる、というのがバフェットの考え方だった。

 


10歳で父親に連れられてニューヨーク証券取引所を見学したり父親のオフィスに行って証券や債券を楽しそうに見つめ、自宅では株価チャートを見て何か隠されたパターンがあるのではないかと見つめていた。父親に株を勧められるがよく分からない。よく分からないはリスクと学んだ。

 


・買った時の株価に拘泥してはいけない

・よく考えないで慌てて小さな利益を得ようとしてはいけない

・他人のお金を使って投資してはいけない

 


自分のお金なら下がっても待つことはできるが、他人ではそうはいかない。バフェットは11歳の失敗から、よく知ることと信じて待つ教訓を得た。

 


第一の原理は、損をしないこと

第二の原理は、第一の原理を忘れないこと

 


競馬を研究して挑んで失敗したバフェットは競馬場のルールを無視して手痛い目に遭う。感情がバフェットから冷静な判断力を失わせた。

 


そこから、ホールインワンで2万ドル、賭け金は10ドルだったとしても挑まないことにしていた。

 


図書館に通い、株や投資を勉強する中でグレアムの本に出会い師匠として仰ぐ。

 


「自分が好きなことをとびきり上手にやる」「尊敬できる人々と働く」バフェットにとって、グレアムはその両方を可能にする人生最高の師だった。

 


大学院を卒業し、3年父親の証券会社で働いた後、グレアムの会社に就職。「株券ではなく会社を買う」「安全域を確保する」「市場の変動に一喜一憂せず、長期保有を貫く」グレアムの教えを学んだ。そして、自分で考えることの大切さを学ぶ。

 


正気の沙汰じゃない、と酷評された投資も、バフェット自身は自分の判断に絶対の自信を持っていた。とことん調べ尽くし、自力で考えるグレアム流を貫いた。

 


困難なビジネスを立て直すよりも、強いブランド力を持つ優良企業をそれなりの価格で買う方がメリットがあると考えるようになった。

 


「リスクとは自分が何をやっているかよく分からない時に起こるものです」

バフェットにとって肝心なのは優れた企業の「価値と価格に大きな差がある」ことだ。まず価値を測る。そして株価を見て時価総額を計算すれば良い。その差額が大きければ誰が何と言おうとも即座に行動を起こす。これがバフェットの言う安全域である。グレアムの言う「株券ではなく事業を買う」「価格と価値の差を見極める」「十分な安全域を持つ」という考え方はしっかり受け継いだ。

 


投資の世界では株価の変動はもちろんのこと、魅力的な株の出現である。つい売りたいとか買い替えたいという誘惑に駆られることも少なくないが、バフェットのような長く持ち続ける信念の持ち主こそが真の成功者になることができる。投資に限らず、すぐに揺れ動くような信念は信念とも呼べないのである。

 


そしてバフェットは1982年の52歳で初めて長者番付「フォーブス400」に登場している1986年にベスト10入りして30年以上ベスト10であり続けている。

 


2006年、自らが所有しているバークシャー・ハサウェイ株の85%(当時370億ドル)をビル&メリンダ・ゲイツ財団をはじめとする複数の財団に長期間かけて寄付すると表明した。「私はずっとお金は社会に返さなければならない預かり証だと思っていました」

 


バフェットは「殖やす」だけでなく「使う」についても素晴らしいお手本を示すことで多くの人から尊敬される投資家でありつづける。

 


7.ベンジャミン・グレアム

バフェットの師。グレアムの教え

 


・株式は単なる紙切れでなく、その企業の一部である

・市場の変動を敵視せず、親しく付き合う。うねりになるのではなく、当初の方針を愚直に貫く

・安全域を考慮する

 


9歳の頃父が亡くなり、家計は厳しくなったが、アルバイトをしながら高校を卒業、17歳でコロンビア大学に入学。2年半で卒業するほど成績はずば抜けており、数学、哲学、英語の教職兼務付き大学院にすすめられるほどだ。

ウォール外に出たグレアムは統計担当者として高く評価され1920年に昇格、1926年に共同投資会社を設立。

当時のアナリストは自らの人脈や直感を使って市場の雰囲気を判断していた。グレアムは財務諸表など緻密な分析による投資を行っていた。公表された数字だけ詳細に分析した上で投資を行った。

 


自らの投資手法の本を書き、人に教えること。バフェットはこの時の生徒である。しかし、世界恐慌は予測できなかった。その間違いも認め、本を創刊して正直に伝えている。

 


真の投資家にとって株を売る理由はあまりない、と言う考え方はバフェットに受け継がれている。安全域の考え方も同様だ。

 


世界一の投資家ウォーレン・バフェットにとってグレアムは生涯の師であり、バフェットの等施術を学ぶにはグレアムの理論をよく知ることが何より大切である。

伝えることから始めよう

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2016年1月15日の生放送の番組を最後にテレビショッピング から引退し、22年間で数万回の出演をしてきた。 起業したのは37歳、父親が経営していた会社の暖簾分け( 佐世保支店)からのスタートだった。

 


長崎の平戸出身、父親が新しいものが好きで、 カメラを買ってきたことから写真屋を開始。 子供ながらにカメラ撮影が得意になった。 平戸という異国情緒の街から英語への興味も高まり、 長崎の猶興館高校か、大阪経済大学に進学。 ESSサークルに入って英語を勉強する。 義理の叔父からの勧めで阪村機械製作所のバイトを経験。 貿易部でコピーの雑用とかをする。そのまま就職。 社長から明後日まで英文の契約書を訳すことと言われて、 全部できずわからない箇所を素直に提出したら「私には、 これでわかるよ」と言われてほっとした。

2年目に社長から海外駐在を頼まれアメリカからヨーロッパに8ヶ 月駐在。「高田くん、バスの中から景色を眺めるのも、 人生の勉強だよ」社長から言われたことはわからなかったが、 後から繋がることが多いことも学ぶ。 帰国後一年も経たないうちに辞める。 同級生と通訳の仕事を起業するからだ。社長は「高田くん、 辞めるんだったな。君がいつかこの阪村で働いたことを、 本当に良かったと思う時がくればそれでいい」。その後、 阪村50周年でジャパネットでテレビに出ていて忙しい時も時、「 うちにいた高田くんか、講演してくれ」 と依頼を受けて講演をしていた。葬儀の際、 奥様から頂いた手紙に「闘病中は、 高田さんが出ているテレビを楽しく見ていました。 喜んでいましたよ」と。仕事が嫌とかなく、 仲の良い友達とやってみようと辞めただけだったが、 つてもなくすぐにお金がなくなった。(その後、 友人はローマ帝国衰亡史」の新書を手がけた中倉玄喜である) そして平戸に帰って父親のカメラ屋を手伝う。 カメラ屋で働きまくって、会社の暖簾分けにまでいく。 そこからジャパネットがはじまします。

 


そこまでのエピソードを代表する一節を記載します。

 


本誌ここから

 


振り返ってみると、私は天賦の才に恵まれたとか、 他人と違った特別なことをやってきたとか、 そんなことは何もありません。普通でした。 第一志望の大学には合格できませんでしたけど、 一生懸命に勉強した自分がいました。 好きなことをやろうと思って、 大学時代には英語を一生懸命に勉強しました。 一流企業に入ろうとか、出世しようとか、 そんなことは考えませんでしたけど、入った会社では、 とにかく期待に応えようと全力で働きました。 会社を辞めて父の写真館で働くようになったのは、 友達と始めた仕事が上手くいかなかったからです。 どちらかといえば、流れに身を任せて、 与えられた環境に順応して常に全力を尽くすというのが私の生き方 でした。それは、自分で会社を始めてからも変わりません。

 


本誌ここまで

 


なお、写真屋の時は、常に目の前に課題があるため、 その課題を解決することに全力を注ぎ続けてきました。 写真の単価を上げるために集団写真をとる、 寝ずに現像して翌日持っていく。 顔が映るように振り向かせて写真を撮る。 カメラが家庭価格になればら積極的にカメラを売る。 大手が入ってきて写真現像代が値下げされて、 写真が無料で現像代だけ請求するスタイルにすれば、 大手が入れていない短時間で現像できる機械を導入して現像代と写 真代を取る。

ビデオカメラに未来を感じたら、 ソニーの特約店を無理やり取り付ける、訪問販売を頑張る、など、 目の前の課題を解決するために様々な取り組みを実践した。

「できない理由を考えるのではなく、出来る理由を探す」「 今を生きる」それを大切にしていた。

 


独立した時は、写真屋というより、カメラやビデオカメラ、 カラオケ、ワープロなどの電化製品の販売と、 フィルムの現像とプリント、 そしてホテルの宴会や学校写真など観光写真の撮影が事業の三本柱 。つまり、カメラ屋さんが色んな家電商品を売る流れがあり、 ジャパネットもその一つであった。ということですね。

 


ラジオショッピングを始める直前の1989年の年商が2. 7億円。 長崎放送のラジオで広告を出していたことがキッカケで生放送で商 品を紹介しました。 そうすると二万円のカメラが50個売れました。100万円です。 当時のラジオは凄いですね。でも、 佐世保だけにある写真屋では長崎放送では年に2本しか放送させて もらえませんでした。それで長崎以外のラジオ局を周り、 何度も断られていたが、 中国放送山陽放送の方が偶然ラジオを聴いて面白いと思ったこと がキッカケで中国地方で放送開始され、結果的に中国、四国、 九州地方で放送されることになった。佐世保写真屋革命ですね。

 


本誌抜粋ここから

 


佐世保のカメラ屋では普通はやらせないでしょう。 不可能と思いますから。それでもやったんてす。 出来ないと思えばそこで終わりですけど、やると決めたら、 そのためにクリアしなければならない課題が見えてきて、 課題が見えたら解決法を考えることができたんです。それも、 今までと一緒でした」

 


本誌抜粋ここまで

 


当時、ラジオでは一万円以上の商品は売れないのが定石だか、 それを知らず、良い商品を誠実に伝えることで、 当時全く売れなかった24万円のシャープ「書院パソコン」を5, 000台を売ることもできた。 ラジオショッピングは基本1人で行い、 たった5分のスタジオ撮影のために出張に行く、 音声の完パケ編集も行う。電話が鳴ったらみんなで対応、 梱包から発送まで行った。 その時のパートはジャパネットの取締役もやった。 倉庫がないから社屋に平積み、 21時に電話があることもあるので自宅に電話転送。 長女が中学受験で神戸の学校に通いたいと言った場合は、 奥さんと子供三人が神戸に移り住み、自分は佐世保で一人暮らし。 夜の電話は神戸に転送など何でもやった。 娘の運動会を撮るためにビデオカメラを買うため50万は買えない ので、分割払いに。当時は金利が高く10万も払った。 そこで考えたのは

 


金利・手数料ジャパネット負担」

 


今では講演でこれを言うとウケが良いくらい定着したセリフ。 金利負担で利益を削っても行った。 金利だけで年間50億円の時期もあった。

 


通販で決めた時に不足したのが消費財の販売。なので、 カメラを売る時はフィルムのセット販売。 お客様の生活をイメージしてセット販売を開始した。

 


自前の代理店を銀座に作り、 1993年にラジオショッピングの呼称である「 ジャパネットたかた」とし、日本全国を図式化したロゴと「 北の町から南の町まで🎵」で始まるテーマソングも作った。

 


1994年にテレビショッピングを開始。 当時は砂嵐だった深夜枠からスタート。 当時はタレントを起用していた。 97年に自社ビルを作り正式にジャパネットたかたに社名変更した 。

 


大型総合カタログも作り、DMもおくった。2000年には、 オンラインショップ「ジャパネットタウン」を実施。 やらなかった失敗はあっても、一生懸命にやった失敗はない。 やって上手くいかない時は修正して数字をあげていく、 その繰り返しで自己進化。 500個売ることに対し100個しか売れなくても、 それを試練と感じ更に売り上げる。 今を生きて自己成長をすることを考えていました。

 


お客様の声を一番聴いていることからオリジナルの商品制作や、 スピード重視で2001年に自社スタジオを作成。 今まで撮影は福岡まで行って1,000万円かかっていた。 それを自前で行うようにして、 スピード重視でお客様に良いものを届けるようになった。 CS242チャンネルを取り、なんと生放送にこだわる。 顧客重視のスピード勝負。放送事故で放送委託業者の、 許可が降りない可能性もあったが実施した、 生放送だからできる今のことを伝える新鮮さにこだわった。 東京にもスタジオを作り、社員にもMCをやらせることにした。 それが今のスタイルの誕生です。

 


「何のために伝えるか」情熱を持って伝える。 それはお客様の生活が変わること、それを伝える。 スペックではない。お金儲けを第一の目的にしていない。 お客様にとって何のために伝えるかが大切。伝えることではなく、 伝わること。伝えると伝わるは全然違います。 伝えたつもりではダメなんです。相手が自分を見ている目線で、 自分を見つめ直すこと。 それによってジャパネットたかたは歴史的なコピーを作りました。 「明日の朝刊を見てください」 TVCMでこれを言えるのは広告代理店では無理です。 消費者目線のジャパネットだからできた言葉ですね。 新聞のチラシは1998年で9割捨てられている。 これを何とかしたいと考えた。 テレビとチラシのメディアミックス。 二十世紀でこれを実現したジャパネットは歴史に残る企業でしょう 。売れなかった理由を探すのではなく、売れる理由を探す。

 


・顧客情報流出問題

1998年7月に発生、発覚したのは2004年3月。 YahooBBの顧客情報流出が発覚した後に起きた事件。 テレビショッピング10周年のキャンペーンは全て終了。 何十億円の商品は売れない。 警察当局の調査で男性元社員2名が逮捕。DM発送用51万人分。 150億円の減収があったものの真摯に対応した。 売上が落ちても、業績が悪化しても、 お客様からの信頼だけは失ってはいけない。 それは企業にとって死を意味する。 何より大切なのはお客様からの信頼である。 コレを貫いたからこそ、 今も存続できる会社であると考えられます。 逆境にあって守りに入らず、攻めの姿勢で、 今できる最高の努力をする。

 


目標を設定しない経営。目標を設定すると、 それに達成しようと無茶をする。安売りをする。 それよりも今を全力で生きる。コレがジャパネット流ですね。

 


最後長男に社長のバトンを、 渡すことになったエピソードは感動しました。 1人で家で読んでいたら100%泣きます。六本木のくだりです。 これは僕が書くとチープになるので控えます。

 


本誌は本当に勉強になるバイブルです。

ぜひ手に取ってよんでほしいですね!!

 

 

 

 

 

 

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お金の大学

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「自由な生活を手に入れるためにはどうすれば良いか」

 


本誌のテーマです。経済的自由を手に入れた著者が、これをより多くの人に伝えたい。この本は「お金にまつわる5つの力」を育てる実践的ガイドブックです。キレイゴトは一切なし。いいですね〜ハッキリ言い切ってくれるのがね。

 


①貯める(支出を減らす力)

②稼ぐ(収入を増やす力)

③増やす(資産を増やす力)

④守る(資産を減らさない力)

⑤使う(人生を豊かにすることにお金を使う力)

 


です。何となくピンと来ている人もいると思いますが、簡単に解説します。

 

 

 

①貯める(支出を減らす力)

スマホ格安SIMにすること」「電力会社を乗り換える事」「保険を見直す事」

保険は高額療養費制度があるので、自己負担が限られている事。日本の健康保険は世界一で病気や怪我で働けなくなっても1年半保証がある。

年金は破綻しない。現役世代が負担する保険額52兆円が取り崩されても、積立金170兆円があるので、破綻することは考えにくい数字。受給額はおおよそ男性で保険料の1.7倍、女性は2.3倍なので65歳からもらって10年で元がとれる計算だ。介護保険自治体が徴収するので、介護保険を使い、介護サービスを1割負担で受けれる。民間の介護保険は長寿となった今割の合わない保険となっており、国や自治体が運用することでバランスを取っています。

 


入っておく必要のある保険

・火災保険

掛け金に見合うだけのリターンがありなのではいろう。年間3,000円程度で入れる。入居の際は業者オススメの保険に入った場合は、保険料が高い可能性があるので見直そう。

・対人対物(無制限)の損害保険

もしも大きな事故を起こしてしまったら巨額の賠償金が必要になる。相手のためにも自分のためにも必ず入っておこう。なお、車両保険はコスパが悪いため不要。

・掛け捨ての死亡保険

子供(自活が出来ない身内)がいる場合、自分が一家の大黒柱なので、遺された家族が生活に困らないように入っておこう。ただし、遺族年金と貯金で生活できる場合は加入不要。住宅ローンで団体信用生命保険に入っていると、ローン返済はなくなる。

 


入る必要のない保険

医療保険

養老保険、貯蓄型生命保険

個人年金保険

・学資保険 

・その他の不要な保険(ペット・地震など)

 

 

 

「家はリセールバリューを考慮して購入」「それ以外は賃貸」「賃貸の契約時はぼったくり加入金が多いので注意」

 


まず礼金、一切不要です。絶対払わない方が良いです。敷金も解約後に払われないケースが非常に多いので、0.五ヶ月分で考えるべし。過剰なサービスが付いている場合は、その不動産屋を使うべきでない。解約時も敷金をしっかり取り返すべし。敷金の使い道をしっかりきいて、壁紙や床の張り替えなど、不要なことに支払わないこと。殆どが経年劣化で入居者が払う必要はない。壊してしまったとか、汚してしまったとかは払いましょう。

 


車もリセールバリューを考えて、中古でも乗りたいと思うような車を選ぼう、中古だったら乗りたくない車は買わない方が絶対良い。

対人損害責任保険は絶対に入るべき保険で、損害費用は億単位なので、まさに万が一の保険です。なお、人身傷害保険は対人損害責任保険でカバーできるので、入る必要はない。保険はプラスアルファが多く無駄に多くの保険を入らせようとするので注意が必要だ。保険の本質はいくら払っていくらもらえるか、それ以外はおまけと考えた方が良い。

 


節税で考えるべきは、所得税率と住民税。住民税は一律10パーセントだが、所得税率は累進課税だ。695万以下は20%、900万以下は23%、1800万以下は33%!4000万以下は40%!年収900万ちょっとの人が税率10%あがるので、年収は899万円くらいのキープが良さそうだ。900万円を超えたら、もっと給与を上げたいですよね。

 


その他の節税としては「ふるさと納税」「医療費控除」

 


医療費控除として特筆すべきは、インプラント代、レーシック手術不妊治療代なども対象であること。ただし美容整形は対象外。

 


因みに生命保険控除や地震保険控除、小規模企業共済等掛金控除もあるが、前段からほぼ無駄な保険と定義しているので、控除を受けるために保険に入る必要はない。

 


なお、副業をすると3つの節税効果がある。

 


1.経費が使える

副業は事業所得なので、売上から経費を引けるし青色申告特別控除ができる。経費は自宅兼事務所の家賃や電気代やスマホ代などの一部、副業するためのパソコンや勉強するための本やセミナー参加代、情報交換の飲み代やそれに行く交通費も経費として引ける。

 


2.青色申告特別控除が使える

65万円の控除が可能で、複式簿記で記帳していること、電子申告で確定申告していることが条件。事業所得として申告できることであり、申告時にこれは事業として継続的に稼げるものと言い切りましょう。

 


3.社会保険料が減る

住民税などは、住民税から控除を引いた額が対象となるが、社会保険料は給与からダイレクトに引かれるので金額インパクトが大きい。ただ、事業所得だと社会保険料がかからないので、年収1,000万円の人でも、事業所得が700万円なら税金は60万円ほど違います。

 

 

 

②稼ぐ(収入を増やす力)

本来は副業で収入を稼ぐことが大切だが、いきなり副業で成功することは難しい。自分の給与が少ないなら、複利などで財産を増やすことが難しい。元手のお金を増やすためには、転職などで自分の給与を増やすことが大切。残業は時間の切り売りだからやらないほうがよい。昇進や昇格は会社が決めることで、自分ではコントロール出来ないので、給与が上がる転職をすること。

そして、小さな副業から開始して自分で稼げる力をつける。事業所得としてしっかり稼げる副業に挑戦する。

 


→著者は副業を勧め給与所得だけでは複利の資金不足を指摘している。正しい考え方ではあるが副業できない会社もある。副業できなくても、株や債券や不動産投資で複利は稼げるので、金融リテラシーを磨くことも重要だと思います。

 


副業の最初はメルカリやヤフオクから始める。自分でSNSを始めて、誰かのためになる情報を発信すること。ラーメンうまい。ではなく、そのラーメン店の詳細情報を出してあげれば見ている人の参考になる。まずは発信力を鍛えること。

なれてきたら、少し稼げることをやる。せどり、プログラミング、ウェブデザイン、動画編集、ハンドメイド、アフィリエイトブログ、YouTube、デジタルコンテンツ販売、なと。出来そうなものを小さくコツコツ始めよう。

 

 

 

③増やす(資産を増やす力)

貯蓄があることで初めて投資ができます。

→本著書では副業を強烈に勧めています。最も効率の良い方法ですが、サラリーマンだけでもある程度の給与は稼げます。そこを履き違えないようにしよう!

 


ただ、生活予防資金があっての投資なので、サラリーマンなら生活費の6ヶ月分、フリーランスなら一年分の蓄えが必要だ。急なお金はいつ必要になるかわからないからね。

 


投資するにあたって注意すべきはポンジスキーム。ポンジスキームとは、高配当の投資案件で出資者を募り、宣言通り高い配当を渡す。配当金が大きいので出資額や出資者が増える、出資額が最高潮になったタイミングで逃亡するモデル。いわゆる詐欺です。投資を知るには、その相場を知ることが最優先。

投資をするなら投資信託でインデックスファンドがオススメ。インデックスとは日経平均TOPIXやS&P500やダウ平均のような指数と同じ値動きを目指す投資方法。あと指数に勝とうとするアクティブファンドもあるが、勝ち続けるのが難しいので、少額からできて幅広い分散投資をするインデックスファンドがオススメである。ただ、株が暴落したら、ファンドも暴落する。いつ買うかは誰も予想できないので、買いたい時が投資のタイミングでもある。

なので初心者にはドルコスト平均法がオススメ。毎月五万円と決めて、相場の上下を関係なく平均して買っていくと、少しずつではあるがお金が積み上がる仕組みである。

→この後に積み立てNISAがあるが、本誌は新NISAが出る前の著書なので割愛。この後は不動産投資の説明もあるが一般的な内容なので割愛。不動産投資を知らない人は、私が過去に紹介した書籍でもよいし、不動産投資と検索すればかなりの情報が出てくるので、情報はいくらでも取れます。なお本誌では少額の物件から初めて物件を大きくすることと、新築を否定していますが、最近は本当に質の良い物件は新築でも値段が落ちないので、不動産投資は最近のトレンドを確認した方が良い。因みに不動産投資は長期の投資で10年以上でかなりの資産になることが書かれています。正しい物件を選べば正解だと思います。

 


④守る(資産を減らさない力)

お金を天敵から堅守すること。詐欺やぼったくりに合わないこと、盗難に遭わないこと、浪費しないこと。

 


⑤使う(人生を豊かにすることにお金を使う力)

寄付、プレゼント、自分に投資して新しいスキルをつける、学校に通い直す、時間を買う(時短家具、家事代行サービス)自分が心から応援したい会社のサービスや製品をかう。

 


上記5つのバランス良く整ってこそ、人生が豊かになる。ということを筆者は説いています。

 


どんな状況からでも人生は良くしていける。

たった一度の、あなただけの人生で、

今日は一番若い日です。

悔いのない豊かな人生を生きよう。

 


リベラルアーツ大学 学長 両

 

 

 

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サピエンス全史 下

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上巻では虚構によって、ホモ・サピエンス食物連鎖の頂点に立ち、協力することの大切さを知り、集団で過ごし、道具を開発して農業や文字・貨幣を開発し、国家を作り信じることができる宗教も確立しました。

 


因みに虚構とは、実際にはない作り上げたもの、という意味です。

 


本誌では、人類の発展は虚構が大きく影響していると書かれています。下巻ではキリスト教などの統一真誕生から書かれています。

 

 

 

一神教キリスト教イスラム教のように絶対神を信仰する。一神教だけでなく多神教も存在し、様々なものに神が宿っていると考えられてた時代があった。多神教には二元論という、いわゆる正義と悪の存在を作った。一神教では悪の存在が証明しにくく、この二元論が一時期世界を席巻した。宗教による戦争も多く行われて、結果的に一神教が残る結果となるのだか、二元論の影響は大きくキリスト教に悪魔の存在も認知されるようになった。

 


インドではゴータマ・シッダールダという人物が元々はヒマラヤにある小国の王子であったが、29歳で財産も家庭も投げ捨てて、1人放浪の旅に出て、瞑想を体得する。彼は弟子たちに、殺生や邪淫、窃盗を避けるように教えた。こうした行為は必ず渇愛の火を掻き立てるからだ。渇愛の火を完全に消してしまえば、それに代わって完全な満足と平穏の状態が訪れる。それが涅槃だ。ゴータマはいずれ仏陀と呼ばれるようになる。仏陀とは悟りを開いた人を指す。

 


民主主義や共産主義も秩序の信奉に基づく人間の模範と価値観を体形立てたもので、コレは仏教と同じである。仏教は神を信仰せず、苦労を消すこと、渇愛の火を消すこと、悟りを開くことであり、神を信じることではないが宗教にジャンル分けされているからだ。

 


人間至上主義の宗教

自由主義的な人間至上主義

人間性は個人的なもので、ホモ・サピエンスの各個人の中に宿っている。至高の戒律はホモ・サピエンスの各個人の内なる核と自由を守ることである。

社会主義的な人間至上主義

人間性は集合的なもので、ホモ・サピエンスという種全体の中で宿っている。至高の戒律は、ホモ・サピエンスという種の中での平等を守ることである。

・進化論的な人間至上主義

人間性は変わりやすい、種の特性だ。人類は人間

以下の存在に退化することも、超人に進化することもありうる。至高の戒律は、人間以下の存在に退化しないように人類を守り、超人への進化を促すことである。

 


・科学革命

科学革命の好例として雷がある。多くの文化では、稲妻は罪人を罰するために使われる、怒れる神の鉄槌だと信じられてきた。十八世紀半ば、ベンジャミン・フランクリンは雷雨の時に凧を上げ、稲妻はただの電流に過ぎないという仮説を試したのだ。フランクリンは、この時の経験的観察結果と電気エネルギーの特性についての知識を組み合わせて、避雷針を発明して神々の武装を解除することができた。

 


ギルガメッシュプロジェクト

古代シュメールのギルガメッシュ神話にある、ウルクの王ギルガメッシュが親友を亡くし、しばらく親友のそばを離れなかった。数日経つと友の鼻から蛆虫が一匹落ちるのを目にする。恐怖したギルガメッシュは自分は絶対死ぬまいと決意する。世界の果てまで旅をするも死の恐怖は克服できなかったが、神々が人間を作った時、避けようのない人間の宿命として死を定めたのであり、人間はそこで生きていかなければならないと学ぶ。

 


大航海時代と科学

水夫は長い航海をすると病気で亡くなることが多かった。医者は病気の理由を突き止めることができなかったが、柑橘系の食品を水夫に食べさせたことで病気は一気に起こらなくなった。当時の水夫はビスケットやビーフジャーキーしか食べていなかったので、栄養バランスに問題を抱えていたからだ。その後、水夫の食事にこれが取り入れられ水夫の死亡者が圧倒的に減った。それ以降、航海には科学者が乗船することが多くなり、航海は貿易よりも新たな土地の研究に当てられることがおおくなった。

コロンブスがスペインを出てアメリカ大陸を発見した時、コロンブスバハマ諸島をインドと思っていた。完全に東アジアの諸島に住んだと信じたのだ。それは宗教の影響で宗教ではヨーロッパ、アフリカ、アジアしかないものと考えられていた。コロンブスは死ぬまでインドに着いたと思っていた。

その後、アメリカ大陸の調査は続き、地層学の学者に調べさせる依頼をしたが全て断られ、ケンブリッジ大学で牧師になるべく勉強していた22歳のダーウィンに声をかけられた。ダーウィンは聖書よりも地質学や自然科学にはるかに興味を持っていたので航海に同行した。そして、それからのことはみなさんご存知の通りだ。

イタリア人航海者のアメリゴ・ヴェスプッチが1499年から1504年にかけて探索したアメリカ大陸の書簡がヨーロッパで発売された。彼は東インドではなく「私たちにはわからない土地」と伝えた。その描かれた地図は大変人気を博し、世界の陸地面積の1/4を占める土地に名前が必要となり、アメリゴの栄誉を讃えてアメリカと名付けられた。

 


1969年7月20日ニール・アームストロングとバズ・オルドリンは月面着陸に成功した。アメリカ西部にある環境が月に似た辺境の砂漠で訓練を受けた。その地域には、昔からいくつかのアメリカ先住民のコミュニティがあり、訓練生たちは先住民の老人と会う。訓練生は月探索があると伝えると老人は言う「うん、我らの部族の者は月には精霊が住むと信じている。私からのメッセージを伝えてもらえないだろうか」と老人は言った。老人は部族の言葉で何かを言い、宇宙飛行士は正確に暗記するまで何度も繰り返させた。「どう言う意味があるのですか?」「ああ、それは言えないな。私らと部族と月の精霊だけが知ることを許された秘密だから」その後、基地に戻り部族の言葉がわかる人を見つけて意味を教えてもらった。彼はひとしきり笑って意味を伝えてくれた「この者たちの言うことは一言も信じてはいけませんよ。あなた方の土地を盗むためにやってきたのです」

 


アメリカ大陸はその後スペインが中央アメリカのアステカ族を滅ぼし、インカ族も滅ぼし領土を拡大した。グローバルの視点に立ったスペインがアメリカ大陸を制したが、オスマントルコ、ペルシア、インド、中国がようやくグローバルの視点を持って注意を向け始めた時にはもうおそかった。二十世紀になって、ヨーロッパ以外の文化にもグローバルな視点が取り入れられた。アルジェリア独立戦争アルジェリア人ゲリラは、兵士の数や技術では圧倒的に上のフランスを打ち破った。それは、反植民地主義の世界的ネットワークに支えられており、世界のマスメディアがフランス自体の世論を首尾よく自らの主張の味方につけたからだ。北ベトナムという小さな国がアメリカという巨人を敗北やぶったのも同様の戦略だ。

 


・資本主義

帝国を建設するのに必要なのは「お金」だ。資本主義の発展として銀行は欠かせない。例えば新しいベーカリーを開く場合、銀行からお金を借りて店舗を開き、ケーキを焼いてローンを返済する。将来を信頼して建設業者に支払い、さらに新しいベーカリーを開く。この繰り返しだ。

 


1776年スコットランド生まれのアダムスミスが出版した国富論では、地主にせよ、あるいは織工、靴職人にせよ、家族を養うために必要な分を超える利益を得たものは、そのお金を使って前より多くの下働きの使用人や職人を雇い、利益をさらに増やそうとする。利益が増えるほど、雇える人数も増える。したがって、個人起業家の利益が増すことが、全体の富の増加と繁栄の基本であるということになる。スミスは人々に、経済は双方のためになる状況として考えるように説いた。

 


スペインは軍事力が強かったが資金繰りに強制力があり市民を苦しめたが、オランダは自らの兵は雇わず、資金で兵を雇い戦果が出れば期限内に資金を支払う、ヨーロッパでも信頼され、それが信用に変わり戦果で利益を上げ続けた。スペイン王は投資家の資産を食い潰し、戦いには強いが経済力が弱っていった。オランダ東インド会社(VOC)はインドネシアまで統治に成功し、200年企業が統治をすることになった。1800年になって初めてオランダ政府がオランダの統治に変えたが、それまでは企業が国を統治していた。今は国よりも企業が強い場合もあるので、歴史を考えると怖い状況でもある。因みにオランダ西インド会社(WIC)はアメリカを統治しようとし、河口の島をニューアムステルダムとしたが、先住民の猛攻に遭い、イギリズ人からも猛攻を受け1664年に撤退することとなった。イギリスはその後、マンハッタン島にあったニューアムステルダムをニューヨークと呼んだ。WICが先住民とイギリス軍の猛攻に耐えるために作った壁(ウォール)は現在のウォール街の塗装の下に残っている。17世紀が終わる頃、オランダも帝国主義的支配の原動力を失い、フランスもイギリスが次の覇権を争った。

ただフランスは資本主義で言うところはミシシッピバブルで歴史上屈指の派手な金融破綻を起こした。ミシシッピ川下流域の植民地化に着手し、ニューオリンズという都市を建設した。ミシシッピ会社はルイ15世のつてで上場し、途方もない富と無限の機会があると見せて急速に株が上がった。だかミシシッピ川下は湿地とワニしかおらず、投資家が手を引き一気に株価が暴落。察知した大手投資家は高く売り抜け、結果株が紙切れ同然となった。小口の投資家たちは全てを失った。コレも含めてフランス革命が始まった。そして大英帝国は急速に拡大した。

イギリスは中国にアヘンを売り大儲けした。厖大な数の中国人が中毒となり中国政府がアヘンの取引禁止をした。イギリスのアヘン商人はそれを無視して販売する。中国政府は船で運ばれてくるアヘンを没収した。アヘンカルテルは国会議員と政府官僚とつてがあり、製薬会社の株を持っていた。そのため政府に圧力をかけた。

イギリスは自由貿易という大義名分で1840年アヘン戦争を仕掛け勝利。中国に対しアヘン商人の活動を制止しないこと、賠償請求と香港を統治し安全な麻薬取引基地として利用した。

オスマン帝国から独立したいギリシャに目をつけたロンドンの資本家は、ギリシャ独立債を発行して勝利すればギリシャは利益を返すという。オスマン帝国が優勢になった時、イギリスは多国籍艦隊を組織して1827年のナヴァリノ海戦でオスマン帝国を撃破し、ギリシャは自由になった。だが、新生国家にはとても償還できないほどの巨額の債務がついてきた。ギリシャ政府は何十年もイギリスの債権者に担保を取られていた。

 


・産業と科学の発展の末

狩猟をしていたホモ・サピエンスと現代の人間はどちらが幸せなのだろうか。昔の人は小さな家が完成しただけで家族みんなで喜び、安住の宿が獲れる幸せを感じたのと、ボーナスをもらった時の幸せはどちらが上か?病気で死んでいった人は昔の方が多いが、今は医療で治せる。生まれた子供のことを考えるとどちらが幸せなのか?

幸せの尺度は測れないが、全てはホルモンが電気信号をどれだけ感じるかだけであり、一定の幸せを感じてもまた元通りに戻るのだ。そうしないと、ずっと同じことばかりやってしまうからだ。

 


人類の科学は自然界では発生しないことを生み出した。太った鶏のオスとメスを交配させて太った子供を生ませるのは、まだ自然の摂理に適っているが、発光クラゲのDNAを取り出してウサギに移植して発酵するウサギを作ったのは自然の摂理では絶対にできないからだ。

 

 

 

 

 

 

 


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シリコンバレーのエンジニアはWeb3の未来に何をみるのか

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 ブロックチェーン上に存在するWeb3には、中央に支配的な企業(METAや Google)や国家が入ることなく、ユーザーがブロックチェーン状で所有するコンテンツは誰にも取り上げられない設計であることです。

 


Web3ではコンテンツやアプリはブロックチェーン上にアップ(正確にはデプロイ)されるものです。スマートコントラクト(ブロックチェーン上で動くアプリのようなもの)が担うようになります。

 


因みにメタバースは、企業が作ったプラットフォーム上で動くものが多いので、ブロックチェーンを使っていない限りweb3とは言えず、マーケティング用語で使うweb2.0の発展版とも異なります。web2.0とはマーケティング用語の潮流でもあり、web3.0という言葉もあるくらいです。

 


僕はweb3.0的なマーケティング的発想がありますが、本誌のweb3は4つのキーワードで構成されます

 

 

 

 


ブロックチェーン

取引を永続的に公開して記録する仕組み

・スマートコントラクト

ブロックチェーン上で動くプログラム。通常ブロックチェーンが記録するだけのものに対し、処理を永続的に行える

・NFT

スマートコントラクトにより発行されるトークンの一種

・DAO

スマートコントラクトを組み合わせてできた究極的に人がいなくても動く組織

 

 

 

 


web3.0をうぇぶさんてんぜろ、と読みますが、本誌のWeb3はうぇぶすりー、と読むみたく、マーケティング用語とは異なることも理解した方が良さそうです。それでは、今回はほぼ本の解説になりますが、たまに気になったことを取り上げます

 

 

 

ブロックチェーン

ブロックチェーンは沢山のパソコンが資源を供給しあって成り立つので、不正を働こうとしても、膨大な計算能力をつぎ込む必要があり、コンピュータへの投資や電気代などコスト的に割があわず、永続的にデータが保存でき、オープンで改ざんができない仕組みです。つまり資金の流れが透明化され、プラットフォーム企業の都合でサービスが止まらず、人の意思が入らないため、政府の事務処理など含めて効率的になります。

 


・スマートコントラクト

人手を介さずに契約等のやりとりを自動的に実行させる仕組み(プログラム)です。ブロックチェーン上でビットコインなどの取引を行う際に、契約書(コントラクト)に記述された条件通りに取引するものです。

暗号資産初代のビットコインから、このスマートコントラクトが使われて、イーサリアムブロックチェーン上でスマートコントラクトという「自動取引履行システム」を使用し、物理的な場所や人手を必要することなく、自動的に様々な取引を完了させることができる。

 


・NFT

直訳すると代替不可能なトークンですが、本物と証明できるデジタル鑑定書のようなものです。なので、デジタルアーティストの所有権を明確にすることができます。希少性を持たせて収集・投資・投機の対象にすることで、誰でも手軽にオークションに参加でき、一度アーティストの手を離れた後も、売買の度にロイヤリティが入り続けるように設計する。デジタルアーティストのNFT商品のコミュニティが作られて、そこに入っている人だけが誰よりも早く購入できる権利も発生し、転売のような二次販売で値段が高騰するケースもあります。

 


・DAO

直訳すると非集権型自律的組織。ブロックチェーン上のデータをルール通りに動かすことであり、賄賂や不正な利益供与を禁止することができます。非集権型というリーダーがいない仕組みならではの自律的な組織です。ルール原則ではありますが、DAOに参加している過半数が合意をすればルールを変えられることもできます。なので、NFT売上の100%がDAOの財産になります。集まった財産の使い方はDAOのメンバーが多数決で決める仕組みです。なお、開発者はスマートコントラクトでNFTのインセンティブを自動的に仮想通貨で払われます。注意点とすれば自律的に動くのはスマートコントラクトであり、メンバーではないこと。リーダー不在でミッションを共有する必要もないし、ルールはコントラクトにより強制されるだけで、共有するわけではありません。中長期の戦略をどのように練っていくかも今後のポイントになります。

 


・ゲームについて

Web3上で展開するゲームは、ゲーム制作者が無限にアプリコインを発行できるため、日本銀行のようにお札を刷る量をコントロールしないとコインの価値が下がります。アプリコインは仮想通貨と変換できるため、早くゲーム参加した人がアプリコインを使ってアイテムを強化しているので先行者が強く、ゲームとしても長くプレイをすることや移動距離によって先行優位性をコントロールする仕組みを考えています。ただし、先行者の優位によってはコインが仮想通貨によって高値で取引が行われれば先行者が儲かるポンジスキームになる可能性も十分あり得ます。なので作者は先行者がゲーム参加者にコインを上げるスカラーシップを推奨したり、体験したことに満足してコインを消化する仕組みが必要と警鐘を鳴らしています。

 


・DAOは画期的な仕組みであるが、株式会社を置き換えるものではない

・Web3ベンチャーの多くが、NFT➕DAOを消費者から運営会社を集める手法として使っているが、とても危険である。詐欺が横行しているのはもちろんのこと、詐欺でないものでも、十分な情報を得ていない一般消費者が大きなリスクにさらされている点に注目すべき。

・Web3の世界では、後から参加した人から得たお金を先行者に流すことにより、先行者であるインフルエンサーマーケティングをさせる「先行者マーケティング」が盛んに行われており、非常に危険である。インフルエンサーポジショントークで、ポンジスキームに加担する仕組みだ

・独自トークンの発行によりわかりにくくしているが、実質的なポンジスキーム・ネズミ溝が行われている。法的整備も含め「無限連鎖溝の防止に関する法律」を適応すべきものである。

・以上の理由から、営利事業者がNFT➕DAOを使って資金を集める場合は、株や社債と同様の法律(出資法金融商品取引法)を厳密に適応して、消費者を守るべきである。米国ではHowayテストを適用してその判断をする方向で話が進んでいるが、これを見習うべき。

・しかし、非営利な団体が寄付を集める手法としてのNFT➕DAOは、大きなポテンシャルを持つので、適切な法的整備により、非営利団体が活用できるようにすべき

・ただし寄付により得たNFTは、転売が可能である点に注目し、税金の控除や転売による利益の課税などについて必要な法的整備をすべきである

 


・日本のソフトウェアエンジニアはプログラムを書けない問題。

優秀な理系大学生は、大手企業に就職して仕様書を書き、下請けにプログラムを書いてもらう。

プログラムは仕様書通り動かないことはしょっちゅうで、仕様書製作者とプログラマーは建設的な話をすべき。

でも、大手企業と下請けには大きな隔たりがあるため、プログラマーは大手企業に意見できる立場にはない。

優秀な理系学生は大手企業に流れ、ゼネラリストでないと、出世、昇給ができない大手企業はせっせと仕様書を作り下請けに投げる。

→データサイエンティストも同じ扱いですね。大手企業はスペシャリストに高給を払わせる仕組みが急務となっているようです。さて、本当のところはどうなんでしょうね?

 

 

 

 

 

 

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サピエンス全史 上

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アフリカで細々と暮らしていたホモ・サピエンスが、食物連鎖の頂点に立ち、文明を築いたのは何故か?その答えを解く鍵は「虚構」にある。我々が当たり前のように信じている国家や国民、企業や法律、さらには人権や平等といった考えまでもが虚構であり、虚構こそが見知らぬ人同士が協力することを可能にしたのだ。やがて人類は農耕を始めたが、農業革命は狩猟採集社会よりも過酷な生活を人類に強いた、最強の詐欺だった。そして歴史は統一へと向かう。その原動力の一つが、究極の虚構であり、最も効率的な相互関係の制度である貨幣だった。

 


本誌はどのように人類が作られてきたかを語った本です。上下巻に分かれていますが、まずは上巻から解説したいと思います。

 


45億年前に地球が誕生し、38億年前に生命(有機体)が出現する。250万年前にアフリカでヒトが進化する。(石器が発見される)

50万年前にヨーロッパと中東でネアンデルタール人が進化。30万年前に火が日常的に使われるようになり、20万年前に東アフリカでホモ・サピエンスが進化する。

 


この20万年前がポイントで、ホモ・サピエンスは火を使うことにより、小麦やじゃがいもなど火を使うことで食べるものが増えて、肉などについた菌を殺すことが出来たことにより、食べ物の消化が早くなり、胃袋や腸を短くすることが出来た。チンパンジーは肉を消化するのに5時間も噛み続けていた。脳が大きいホモ・サピエンスは脳に対して消費するエネルギーも必要であったが、火を使って消化を短くする知恵を手に入れた。

 


7万年前になると、複雑な言語を使うようになる。ヒトは「ライオンが来たー」とか「ワニが来たー」とか声を発することで認知しているが、それは動物も同じで、鳴き声で群れは何の脅威が迫っているかを伝える習性がある。その声を録音して、平和な集落にその声を聞かせると、動物はたちまち今の作業をやめて逃げることを行うからだ。ただ、7万年前のホモ・サピエンスは、それ以外に「噂話」までするようになった。「噂話」とは、誰かのことが好き、とか、誰かは失敗ばかり、などのゴシップを話すようになった。ずるをする人について社会に知らせ、それによって社会をそうした輩から守るジャーナリストが誕生する。コレを認知革命と呼び、虚構、すなわち架空の事物について語る能力を手にしたのがホモ・サピエンスの言語の特徴だ。

 


虚構は近代国家にせよ、中世の教会組織にせよ、古代の都市にせよ、太鼓の部族にせよ、人間の大規模な協力体制は何であれ、人々の集合的想像の中にのみ存在する共通の神話に根ざしている。教会組織は共通の宗教的神話に根ざしている。カトリック教徒が、互いに面識が無くとも一緒に信仰復興運動に乗り出したり、共通に病院に出資するなど、人々が創作して語り合う物語の外に存在するものは一つもないが、信じるものを作り、それによって社会秩序を強固にしていった。そのような虚構を作ることで多くのヒトを束ねていったのがホモ・サピエンスであり、他の動物と異なるところだ。

 


コレこそがサピエンスの成功のカギだった。一対一で喧嘩をしたら、体格も脳も大きいネアンデルタール人に打ち負かされていただろう。だが、何百人の争いになったら、ネアンデルタール人は、全く勝ち目はないだろう。狩猟の技術もネアンデルタール人は単独か小さな集団で行うが、ホモ・サピエンスは何十人もの協力をし、何トンの肉と脂をと皮を収穫し、宴会を開いたり食料を乾燥させたり燻製にしたり凍らせたりした。ネアンデルタール人は自分たちの昔ながらの狩場がホモ・サピエンスの支配する狩場に占領され、大きな衝突が起きたとしても、ネアンデルタール人は野生の馬と大して変わらず勝ち目がなかった。たとえ初戦は落としたとしても、ホモ・サピエンスは新しい戦略を編み出し、次の戦いに勝利した。東アフリカのホモ・サピエンスはヨーロッパのネアンデルタール人を制覇したのは、戦いに勝ったからと言われている。(もしくは、ホモ・サピエンスネアンデルタール人が交雑した説もあるが詳細は不明)。

 


その後、農業革命が起き、農業に従事する民族も生まれた。(農業革命の前にネアンデルタール人は絶滅した)農業を行うと、その土地に永続的に住むために栄養は小麦、じゃがいも、稲といった単一の作物に由来したため、古代の狩猟採集型と比べると、朝はベリーやキノコを食べ、昼には果物やカタツムリ、カメを食べ、夜にはウサギを焼いて食べた。狩猟採集型は、最低限の荷物を持ち毎月、毎週、毎日のように行動範囲を広げていったことにより全世界の大陸にいるのだが、農業革命によって栄養は偏り、農耕生活で家畜を飼うことで天然痘や麻疹などの感染症にもかかったと言われる。農耕は人口が密集した不潔な永続的定住地とも言える。一方、狩猟採集民族は小さな集団で動き回っていたので、感染症は蔓延のしようがなかった。

 


農業革命はコレだける苦しいのに人は何故農業に打ち込んだのか?穀物が不作に終わると飢えに苦しむことがわかっている。でも、狩猟採集民族と異なるのは、1,000人以上の単位で村を作ることができるからだ。豊作になると、来年以降の蓄えとして使えるし、家畜を保存食がわりに育てることが出来るので大量のエネルギーを保存することが出来るからだ。田植えも畑もタネの植え方を研究し(耕してから浅く植えるか深く植えるか、水や肥料はどうするか等)家畜も、牛や馬やニワトリ、ヤギやヒツジまで活用していた。最も古くから人間と関係の深い生き物は犬であり、餌を供給して番犬から羊を追ったりと万能な生き物として使われてきた。遺伝子的にヒトとイヌが共存する深い関係なのは当然のことだ。

 


ヒトが多い集団は遺伝子の数も多く、より強い遺伝子を残せるようになった。狩猟採集民族は圧倒的多数から減少傾向となった。

 


因みに全く遺伝子系統が異なるネアンデルタール人の遺伝子を我々ヒトは少しだけ含んでおり、ホモ・サピエンスネアンデルタール人は全く別の発展を遂げたと考えられたが、交雑をしていたのではないかとも言われている。単独や少人数を好むのがネアンデルタール人だが、まれにホモ・サピエンスに加わって生活をしたものもいるのかもしれないと言われている。

 


遺伝子で勝利したホモ・サピエンスの農業革命は東アフリカから、ネアンデルタール人のいるヨーロッパに広がり、アジア、ロシアとアラスカは地続きだったのでアメリカ大陸にも移住し、当時浅瀬だったオーストラリアにも移住したと言われるが、船を作って移住した説もある。

 


定住する農業革命と狩猟採集民族の間で全世界にホモ・サピエンスが広がっていったようです。

 


農業革命は巨大な村を作り、長の存在も出現。虚構による信仰心も広がり、多くのものを束ねていったという。

 


例えばバビロニア帝国のハムラビ法典など、種を残すものとして重要な文献である。

→目には目を歯には歯を、みたいなやったらやり返す、という,イメージが強いですが、実際の内容は、他人の女性を流産させたら罰則、殺してしまったら、あなたの娘も殺す、と言った種を守ることを原点に書かれたみたいです。

 


虚構は宗教や主義を生み出し、キリスト教や民主主義、資本主義といった想像上の秩序がすり込まれるようになった。その秩序が想像上のモノだとは、けっして認めてはならない。そこには三つの主要な要因がある。

 


・想像上の秩序は物質的世界に埋め込まれている

・想像上の秩序は私たちの欲望を形作る

・想像上の秩序は共同主観的である

 

 

 

ピラミッドを建てること、旅行でバカンスを過ごすこと、個性を主張すること、皆んなが信じているモノやコト。結局は全て想像上の秩序であるということだ。

 


紀元前3400〜3000年ごろに行政文書が発見された。そのころは話し言葉が中心で不完全な書記体系であった。3000〜2500年にかけてメソポタミア人がくさび形文字と呼ばれる完全な書記体系へと変わっていった。仏教などは口伝されるものに対し、税の処理などは不完全な文字から始まり、人類の発展に伴い完成されていった。

 


その後貨幣が誕生し、階級も誕生した。インドのカースト制は異なるカーストとの結婚は行われず、職業によってカーストが作られた。そのカーストで生まれた子は生まれながらそのカーストとなった。カーストに入れなかった人々は、カースト外として街の外れで生活するしか無いことを余儀なくされた。欧米では奴隷制度、肌の色などの差別が行われた。なお、現在もインドではカースト制度が根深く残っており、別のカーストと結婚しない現状もある。

 


農業革命以降、女性よりも男性が優れているという考え方が広がり、中国では女性は男性の持ち物という考え方も行われた。男性優位は筋力だけでなく攻撃性も考えられる。戦争を起こすのは男性であるように一般社会の支配権を利用し、戦争を重ねるごとに支配権を強固にしていった。

 


貨幣が登場したのは紀元前3000年ごろで「大麦貨幣」だ。大麦をベースに物を交換することから始まった。大麦の量によって獲れるものが異なったのだが、大麦は運搬も保存も難しかった。そこでメソポタミアで出現した銀のシェケルという貨幣だ。最初は硬貨ではなく重さが単位だった。大麦では出来なかった中央金庫に運び、派遣している軍隊に給与として払うことが可能となった。史上初の硬貨は、アナトリア西部のリュディアの王アリュアッテスが紀元前640年ごろに造った。人々は貨幣に頼って、見知らぬ人との協力を促進するが、同時に、貨幣が人間の価値や親密な関係を損なうことを恐れた。

 


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イシューからはじめよ

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今回は本の内容が素晴らしいので、 僕の余計な主観はできるだけ入れずに、本の内容に沿って、 僕なりにサマリー出来ればと思います。

 

 

 

まず、issue(イシュー)とは、 何について答えを出すべきなのか、ブレることなく活動すること。

 


あくまでも答えを出すことであり、10分以上考えていることは、 もはや「悩んでいる状態」なのて、 一旦考えるのを止めることでもある。

 


「悩み」は答えが出ない状態、とのこと。 埒があかないので止めるべき。「悩まない」状態を作ること。

 


・問題を解く、より、問題を見極める

・解の質を上げる、より、イシューの質を上げる

 


問題はまず「解く」ものと考えがちだか、 まずすべきは本当に解く問題、 すなわちイシューを見極めることだ。「 やっているうちに見えてくるさ」と成り行き任せだと、 ムダが多く生産性の低いアプローチだ。「 これは何に答えを出すものか」と言うことを整理すること。

 

 

 

イシューの質を上げるとは、イシューを仮説まで定義すること。○ ○の市場規模はどうか?より○○ の市場規模は縮小に入りつつあるのではないか?とすること。 つまりイシューに答えを出すことである。仮説を立てない限り、 答えを出すことに明確になっていないし、 そのことにも気づかない。 出てきた結果が十分かそうで無いかも分析できる。 そのためには明確に言語化すること。 更にWHYよりもWHERE.WHAT. HOWにして主語と述語を入れること。

 


良いイシューは本質的な選択肢があり、深い仮説がある。 そして答えを出せること、この3つである。「 今のブランドで戦い続けるのではなく、新ブランドで戦うべきか? 」とイシューを設定しても、市場が小さくなっているとか、 消費者の行動自体が変わっているとか、 答えを出す問題自体が変わる可能性があるので、何となく良いな、 というイシューを設定するのではなく、深い仮説があった中で、 答えの出せるイシューを設定することが大切である。 

 


イシューを特定するための情報収集として重要なのは、 一次情報に触れること。モノづくりの場合は、 生産ラインや超卓の現場に立って、現場の人の話を聞くこと。 可能であれば何かの作業を一緒にすること。 販売の場合は販売の現場に出向き、 店頭に立って顧客の声を聞くこと。可能であれば一緒に活動する。

→僕もエステや美容院のマーケをしましたが、 現場のヘルプとして1日手伝うだけて、 現場の裏方の苦労がよくわかりました。 年末の美容院は裏方が地獄で、 後半はずっとタオルなどお客様の洗濯に追われ、 乾燥後のタオルとエプロンを畳む仕事に追われました。 時間がある時はお客様にヒアリングしたり、 スタッフの不満を聞く仕事もマーケティングにとっては目から鱗で した。イシューの情報収集だけでなく、 現場に一緒に入ることは本当に重要だと感じました。

 


イシューを特定するためには基本情報の把握は必須ですが、 情報が少なすぎて想定が多すぎてもダメです。 逆に情報を集めすぎてどの情報を使えば良いかもダメで、 情報の整理をするだけで貴重な時間を使いすぎてしまいます。 それでもイシューが見つからない時は、 考えるべき変数を削って見極めのポイントを整理したり、 問題の構造を可視化して答えを出すべきポイントを整理します。( 図解するだけで理解する人も多い)最終形から答えを辿ったり「 だから何」と問題を突き詰めたり、 極端な事例を発想してみたりしてカギとなるイシューを探す方法も ある。コレをすることで、イシューで解を出すための手順( ストーリーライン)が見えてくる。

 


イシュー視点でストーリーラインを組み立てると、 本当に必要なデータをとったのか? と不安になりデータを取り直す場合があるが、 明確な仮説を設定して答えに対して分析するコトを明確にすること の方が大切とも書かれています。

→データをもっと出せ!ではなく、 仮説自体をしっかり組み立てることが重要ですね。

 


ストーリーラインが決まると、次はストーリー作りだ。 それにあたり、どんなデータが取れそうかな? と考えるのではなくて、 どんな分析結果が欲しいか大胆に思い切って描き、○○ について調べるではなく「 どのような軸でどのような値をどのように比較するか」 を具体的に設計することだ。

 


ちなみに分析とは、定量化されたKPIに対し理論立てた数値を用 いて具体的に比較すること。だけではなく、 単純に比べることも分析です。

→数字で表すことが分かりやすく、 定性的なことを定量化するスキルを求められていることも分かりま す。(営業活動も顧客タイプを年商・設立年数・ 投下したメディア金額・・・など比較ポイントを決めて、 訪問回数・訪問頻度・メールのラリー回数、電話回数・・・ など定量化するポイントもあります)ただ、 同行して感じる顧客の言葉の裏側に見えてくる態度、 今までの提案内容からの言葉の辻褄を考えて本音かどうかをみぬく 。コレも分析だと思います。数字だけの評価でなく、 定性的な報告を見抜く力も必要だと思いますし、 現場に出向いて答え合わせをすることも大切かと思っています。

 


軸を決めるにあたり、二つの比較を作って考える方法がある。 原因と結果のように二つの軸を作って考える。 似ているものを束ねながら軸を整理していきます。 2つの条件が重なり合ったものも出てくる。大きくはA. Bという二つの条件しかなくても、

 


・Aでしか無いケース

・AでありBであるケース

・Bでしかないケース

・AでもBでも無いケース

 


という4つの場合があり得る。実際にAでありBであるケースが、 あり得るのか考察し、なければ、 その条件を消して3つの条件で比較する。 この作業をやっていくと考えのゆるさが消えていき、 急速に分析がすっきりしていく。

 


比較をする中で商品をイメージすると更に精度は高くなる。 例えばスポーツドリンクは糖度○% を超えると急に甘く感じる場合、その甘く感じた% の前後は細かく分析する。 その取り出し方もさまざまな観点で繰り返し、 複数の観点から分析することが重要である。

 


ここでようやく、 分析を開始してアウトプットを取り出すタイミングになるのだが、 注意すべきポイントがある。 ガラスの靴を履けるのはシンデレラだけ、 というようにカギとなる洞察がある。 こうした洞察はどんなストーリーにもあるので、 重要なストーリーラインを見極める必要がある。ただ、 重要と言っても答えありき(都合の良いコト) で考えてはいけない、あくまでもイシューから考えること。 欲しい数字が出ない場合は、構造化して推定したり、 現地に行って調べる、複数のアプローチから考えるのも有効だ。 それでもダメなら人に聞きまくることだ。 意外と固執していることに気づく場合もある。 問題は停滞することであり、 軽快に答えを出すことを意識する必要がある。

 


仕上げのステップとして重要なのは本質的あることとシンプルであ ることだ。聞き手は賢くもあり無知でもある。賢さは本質、 無知はシンプルさ、両方が求められる。 そのためには構造化を質分かりと確認し、 ストーリーラインをしっかり磨く必要がある。 そうするとエレベーターテスト( エレベーターを降りるまでに自分のプロジェクトの概要を簡潔に説 明できるか)をしても問題なくクリア出来るはずだ。ただ, チャートを仕上げるためには1チャート1メッセージを徹底する、 縦と横の比較軸を磨く、 メッセージと分析表現を揃えて資料を完成させることだ。

 


全ての仕事は結果が全てであり、 この結果があるレベルの価値に達しないと、 その仕事はいかなる価値ももたず、多くの場合マイナスになる。 その事実が、僕らを時間から解放し、 本当の意味で自由にしてくれる。

 

 

 

 


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9割の公務員が知らないお金の貯め方・増やし方

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公務員の給料は丸見えで、地方公務員は「 職員の給与に関する条例」に規定されていました。 東京都もHPで公開していました。今日見たところ、 例えば小中学校教育職434,470円平均年齢40.1歳、 大卒は197,300円、勤続年数別の給与も記載されています。

 


私は公務員のことを何一つ知りませんでした、 そんな公務員の方の思考を知るためにも本誌を読んでみました。 それでは興味のあったことを取り上げます。

 


・公務員はクビにならないか?

不祥事を起こしたら懲戒免職になります。2015年で481人、 2016年で501人、 飲酒運転で事故を起こしたら即免職という自治体も少なくない。 逆にサラリーマンは正社員となれば整理解雇の基準が厳しくなかな かクビにならない。

→不正をした時のクビは公務員の方が高い。ということですよね。 公務員は安定していると言いますが、 少しでも悪いことができないがんじがらめかもしれないですね。

 


・公務員は優遇されている?

5年ごとに民間企業の退職給付の水準について調査を行い、 それを基準に国家公務員の退職給付の水準も見直している。 2010年と2015年の調査で合わせて500万円近くの減額。 年金制度も共済年金が厚生年金に一本化され、 保険料率も段階的に引き上げられている。

→私が転職する民間企業はことごとく退職金がなく、 基本給与が高い傾向にあります。 退職金がない会社がどんどん増えたことで、 その水準から退職金が決まる公務員にとっては厳しい時代ですね。

 


・持ち家と賃貸どちらがよい?

持ち家のメリットは、自分の家なので好きなように使える、 ローンの支払いが終われば資産になる、売却できる可能性がある、 税額控除があるに対し、デメリットは住み替えや引越しが困難、 ローンの利息や固定資産税がかかる、 借金をすることで他に回すお金が制限される、 修繕費や維持費が必要になる。

賃貸のメリットは借金を背負わずに済む、 住み替えや引越しが容易で、 デメリットは改修やペットを飼うことに制約がある、 老後の賃貸費用が重くなる可能性がある。

→公務員向けなので引越しがあるなしは、 教員とか職種によって重要ですよね。 給与が徐々に高くなる公務員ですが、 本人の価値観でどちらが良いか変わりますよね。 例えば先に家を買って全てをレールに乗せた考え方が好きな人は持 ち家、給与を運用して家賃以上の価値を見出したい人は賃貸、 という感じでしょうか。 持ち家は安くて価値のある物件が手に入ると、 売った時に収益化できるメリットもあるので、 個人的には持ち家が良いのではとは思います。

 


・公務員の退職金は下げ続けている

共済年金が廃止され厚生年金に一本化し5年ごとに見直しが入る年 金、退職金も年金同様に見直しが入ります。 2013年に埼玉で100人以上の教職員が退職し、 三学期はどうするのか問題がありましたが、 それは12月までに辞めないと退職金が150万円少なくなること がわかったからだ。

→埼玉教員退職は10年以上前の話で対策済みだが、 この10年で退職金が500万以上も下がる現状から考えると、 先生の成り手が少なくなるのも仕方ない流れかもしれないですね。

 


・共済預金は公務員にとってのお得な社内預金 共済預金は都道府県ごとに設置された共済組合が運営しています。 1番低い利率でも社内預金の下限と同じ0.5%、1番高くて1. 9%とかなりお得だ。

→これは知らなかったですね。こんな良い預金があれば、 資産運用を考えにくいですね。 僕ならは確実にこれに入ることを薦めますね。

 


・公務員の不動産投資

公務員が不動産投資もしくは不動産業を営むことは可能です。 人事院規定14-8にある①独立家屋の賃貸については、 独立家屋の数が5棟未満② 独立家屋以外の建物の賃貸については10室未満③ 賃貸料収入の額が年間500万円未満

→意外とゆるいルールで驚きました。まず① は5棟も持つのは大変だし②10室と言っても、一部屋1, 000万円だとしても1億円未満( 実際は安くて安心な部屋でも2000万円前後)③ も月の家賃41万円なので、 サラリーマンより不動産投資がやりやすいのだと思いました。

 

分散投資は必要か?

投資の神様ウォーレン・バフェットは「 分散投資リスクヘッジではなく無知に対するヘッジ) といっており、自分が何をやっているかわかっていれば、 わざわざ分散投資をする必要はない。投資は余剰預金で、 など失っても良い資産から始めましょうと言う本もありますが、 自分の資産をどうしたいかの初期設定が間違っています。 何に投資したいかを決めてポートフォリオを組むことが大切。

→言い回しかもしれませんが、 ここで書かれていたことが1番投資において勉強になったことです 。確かに分散投資は無知のリスクヘッジと思います。 多くの本で分散投資を推奨しているのは、 銀行や証券会社などが投資信託を作り、 分散投資を推奨しているので忖度しているのでしょう。 バフェットでない限り分散投資は否定できません。 リテラシーとは読解力なので、 金融リテラシーは上げたいなと思います。

 

 

 

 


その他、この本にはNISAのことも書いていますが、 最新の情報ではないので、そこだけは参考にできないと思います。 ただ、 公務員のお金事情を参考にするには良い本かもしれないですね。

 


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阪神タイガースに足りないもの2024年

 

左の先発ピッチャーでしょうか

伊藤と大竹のどちらが欠けると

代わりがいない

去年岩貞を先発に考えたのは

大竹が想定外だったから

桐敷、及川は中継ぎ

富田と門別に期待。

出来ればもう一枚、計算できる

人が欲しいかな。

トヨタの会議は30分

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文字ベースで議論しないで、さっさと電話する。

 


上記の通り著者はせっかちですが、 トヨタでは徹底的に無駄を省く文化があり、 ダラダラとして会議をすると上司からお叱りを頂く厳しさがありま す。

 


著者は新卒でトヨタでエンジニア、9年目にTBSに転職し、 番組制作として制作物のプロデュースからマーケティングを学び、 その後アクセンチュアでコンサルを学び独立。

 


その経験の中で、トヨタで実践されていたことを、 異業種転職してわかったことがまとめられた本です。

 


では、参考になった箇所を抜き出します。

 


トヨタでは会議は30分と口を酸っぱくして言われた

1時間の使い方は、会議30分で他の30分は予定を空けておく。 会議冒頭で前回会議後の状況変化の確認・共有して即座に本題。 必要に応じてホワイトボードの議事録化。 議長は結論を求めるので、即ブレストが始まる。 会議の最後に次は何を打ち合わせるかを決める。 必要な時に必要な会議をするので、定例会議は存在しない。

→会議と会議の間は30分空ける、コレはまさにその通りですね。 次の会議に遅れることが常習化しているので、 1時間の会議をやめて30分にするのは大正解。 会議の遅刻も厳禁です。コレで相当効率が上がります。 普通の会社では当たり前の定例会議がない。コレはその通りで、 これからは必要な時だけ会議をすることにしようと思いました。

 


・会議に上司と部下が一緒に参加しない

トヨタでは、新人も1人で会議に参加しプロ意識を醸成させます。 足りない部分は上司がフォローして成長を促します。 上司はマネジメントに専念できます。

→私はマーケッターなので、 どうしても代理店やコンサルやベンダーのミーティングには参加し てました。 フワッとしたはんだんのまま進まないことを避けるためと、 ブレストやディスカッションの質を上げることが目的ですが、 任せても良いかもですね。悩ましいです、、ただ、 上司のミーティングにくっついていくのは、 自分が主張できるので結構好きなのですが、 色々と考えないとですね。

 


・1分で伝える

いきなり結論を伝えるのではなく、 1分で伝えるストーリーをまとめること。「何の話」 なのかを伝え「いま、どんな回答や判断が求められているか」 を伝え、どんなポイントについて判断してほしいか、 そして自分が思う「結論」どう思っているか、 どのように調整したかを伝える。時間があれば論拠も伝え、 まだ聞く体制であれば補足情報も添える。1分で。

→たまに結論だけ伝える人がいますが、背景がわからないので「 何だっけ?」って返すことってありますよね。 もしくは伝わってるつもりだけど、 コチラには伝わっていないことは良くあります。

 


・自分では意識していない専門用語に注意

プレゼンでわからない言葉が気になって、それ以降、 聞き手の脳には情報が入らない。 出来るだけ平易な言葉を使うこと。 使わないといけない場合は注釈を入れること。 冒頭に何を話すかを説明し、章立て通りに話す。 節目節目でおさらいと不明点の確認をすることを意識すること。

→専門用語で相手のことを置いてけぼりにする、 やってるかもしれません。わかる人だけついて来て、 では自分の価値を落としてしまいますよね。 経営者やベンチャー企業を立ち上げたなら別ですが、 サラリーマンはコレをすべきですね。独りよがり禁止。

 


・口2耳8の割合で話す

発言をしない口0はアウトプットはゼロ。 自分が喋ってばっかりの口8では、 他の参加者の貴重な意見や情報を共有してもらえない。 意識して口2耳8を。

→会議って喋りすぎちゃいますよね。 特にサクッと話をまとめたい時にやりがちです。あと、 何も発言しない人には次は何か考えて発言することと、 促すようにしないとなぁと。 トヨタでは何も発言しない人を空気くんと言うらしいです。 プロ意識の高さを感じます。

 


・利益は睡眠時間と似ている

睡眠時間は7-8時間あればよく、 14時間も20時間も必要ない。利益も一定あれば良い。 売値は世の中が決めるので、 利益を上げるためには販売数を増やすこと、 原価改善が基本スタンス。 社員は品質向上とリコールを極力なくすことに全力を注ぐ。 接客品質向上。社会に貢献すれば利益はあとからついてくる。

→世の中の全ての人が同じ考え方になることを望みます。 トヨタの社員は本気でそれを実現することを考えています。 自分もそうありたいと強く思いました。

 


・なぜを五回繰り返すのはなぜか?

あらゆる事柄について疑問を持ち、 みずから考えるように訓練します。 答えを教えてくれることはありません。答えは人それぞれだから、 明確な答えは必要ない。それでも考えることが大切。 という訓練法。また、なぜではなく、その定義は? と疑問を投げかけられることもある。決して忖度せず、 お互いに直球で考えをぶつけ合う。それも常に問いかけの形で、 相手に自分なりの答えを考えさせる。

→体育会の会社や人であれば、 悪い箇所はストレートに言いますが、 トヨタは常に質問で考えされる文化が定着していることを理解しま した。ロジカルに質問する習慣、 慣れないとイヤミと弱点の付き合いにもなりそうですね。 トヨタ怖い^_^

 


・理不尽なのはお互い様

多くの場合、 そのときどきの感情に言動をほとんど支配されている。 言ったことを忘れたり、 自分に都合の良いように記憶を改竄したり、勘違いしたりします。 当たり前に起こるものが不運にも自分の周りで起こってしまったと 受け止め、淡々と目の前の事態を処理するように心がけましょう。

→私はそんなことは言ってません!こんなことは、 どこでもあることですよね。犯人探しをするのも良いのですが、 本質から外れることも良くありますよね。 ポイントは次に何をすれば良いか、と言うことなんだと思います。 無駄なエネルギーは強力消耗しない良いにしたいですね。

クラクションを鳴らせ

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ビッグモーターでナンバーワン営業だった著者が、 事件後に発売された著書です。

 


本誌は本来自動車業界向けのビジネス書として出版される予定でし たが、事件を受け、 著者がビッグモーターで営業していた問題点にもフォーカスし、 業界として繰り返してはいけないことを指摘しています。 まさにクラクションを鳴らせ!ですね。

 


営業の本質にも触れたリアルな図書なので、 B2C営業の醍醐味も含め、 面白いなと思ったことを取り上げますね。

 


・営業は「お客様の人生を想像し、充実させること」

商談の主役は100%お客様で、 課題解決をするために選択肢を増やすこと。 それなのに質問攻めする営業は、お客様にとって地獄の時間。 テンションを下げるだけ。 提案の幅を広げお客様の選択肢を増やすことが営業の価値。 お客様が購入した時に豊かな生活になることを想像すること。

→筆者がことあるごとに伝えているのは、タイムセールや○○ 無料とかの小手先の施策でなく、 お客様の生活が豊かにかることを徹底して考えていることだ。 著者の本質がここにあり、 その上で以下の手法があるという感じです。

 

 

 

・営業は個人SNSで情報発信すると売れる

ビッグモーターをはじめ、昔は圧倒的な資金を投入し、 タレントを起用したTVCMや折込チラシで信用を勝ち取っていた 。だが、今の若者はTVを見ないしチラシも見ない。 損得ない個人のSNS発信を見る。 SNSを現在の覇者は使えない。動きが遅い。 僕は今作った会社で忖度なしのコメントや情報発信をして「個」 が確立され、フォロワーから信頼され、 応援されてセールスにつながっている。 機動力を持って戦いに挑めば勝機がある。

→小手先ではない、今に即した戦略ですね。 今は食べログという総合値の評価より、 フォロワーが多い個人の発信の方が信用される時代ですね。

 


メラビアンの法則

第一印象は3秒で決まる。

話す内容 7%

声 38%

見た目 55%

話す内容やセリフの情報量や質でなく、 見た目と声でほぼ全てが決まる。

→人は見た目が9割という本もあるように、 いかに見た目を良くするかは重要ですね。 営業なので第一印象は超重要。第一印象は一度きり。

 


・商談は順番が9割

順番を制するものが、トップセールスになる。 初対面で安心感を与え( 明るく自信がありそうでプロフェッショナルに見える)、 信用を勝ち得るためにお客様のリズムで話したいことを話してもら い、共感しまくること。 他の店を見るか見ないかを確認しながら自分の店のメリット、 デメリットを伝え、多くの車を見せて欲しい一台に導く。

→上記、著者が言いたいことをサマりましたが、 共通のして言えることは、 お客様を主役にして必要なタイミングで必要な情報を出すことと、 お客様に選択権を与えることと思いました。 確かに車を買う時に多くの選択肢がある中で一台の車に絞っていく 過程って大事だと思います。

 

 

 

・クロージング

あのスペーシア、別の担当が商談中かもしれないので、 一度在庫状況を確認しておきますね。と言う。 お客様が苦労して探し当てた一台だ。 在庫は売れていなかったので安心くださいと言って、 お客様がほっとすれば、端数のある見積もりを提あ出。 上司に相談するので試乗していただき、 車に乗って将来の生活を想像するお客様。 戻ってき時に端数を切った見積もりによって契約する。

→よく、1番大切なのはクロージングという人が多いですよね。 最後に逃げられた、とか、詰めが甘いとかいうことが多いですが、 クロージングの前までに既に勝負が決まっているんだけど、 相手の欲しい気持ちを促進するだけで良いのだと思いました。 チャプター1の営業スキルは地味だけど大切なことが細かく書いて いるので、B2C営業は、 是非読んだ方が圧倒的に良いと思いました。

 


・マネジメントについて

人を管理することではなく、 利益を上げるための機能ということだ。やりがいのある目標設定、 貢献意識を持たせるためのフィードバック、 トップセールスまでの道のりをイメージさせ続ける。

→上記のようにまとめたが、 本誌で書かれていることはすごく刺激的で情熱的な内容です。 ベテランが新人に業務を押し付けるので、 それをさせないようガムテープで受話器をぐるぐる巻きにした話や 、 二ヶ月間不眠不休で肉体的精神的に追い込まれたからこそのメソッ ドは内容が濃く、実はシンプルにまとめることができません。 これは本誌で著者の熱量を感じ取っていただいた方が良いと思いま す。

 


→上記店長のマネジメントから、 大型店舗のマネジメントには無駄なことを省くなどの仕組みによる 効率化、 営業本部に配属され複数店舗のマネジメントには仕組みの横展開、 嫉妬による嫌がらせなど、 経験談を交えての話は非常に面白いので、興味のある方は本誌参照

 


ハナテン中古車センターの再建は感動した。 とてもまとめることができない。 1人孤独に戦った男の生き様を読むことができます。

 


・ビッグモーターについて

退職後に兼重社長のご子息が実権を完全に握り、 営業本部のメンバーを入れ替え、現場に利益至上主義を徹底させ、 成績が出ない店長は即更迭を加速させた。 兼重社長の頃も利益至上主義で成績が出ない人には容赦なく人事権 を発動していたが、顧客第一主義で、 現場の店舗に行って社員に発破をかけていた。 その顧客第一主義が社員の心の支えになっていたが、 今はそれがない。 ただの利益至上主義でプレッシャーも今までより強くなった。 不正を犯す人は起きても仕方がない状況だった。

→著者が辞めたことで、 最後のバランスが崩れたんだなあと思いました。 本体価格を下げてオプション売りの強制が常習化し、 業界がどんどん悪に染まっていったんですね。

 


→本誌は過激なビジネス書です。 店舗営業の大変さを感じることができる一冊です。 クルマ屋以外の店舗で仕事をしている人には非常に参考になり、 胸が熱くなる一冊です。

 

2023年を振り返る

年末ということもあり、一年間で何をしたかをカウントしてみました。ベースはサイボウズSNSの投稿数を数えています。

・家族以外と飲みに行った数 15回
携帯のカレンダーに登録した数です(いきなり前提と違う)コロナも明けて今年は飲みに行こうと思ったのですが、意外と行けなかったですね。来年は皆さん飲みに行きましょう。ランチも大歓迎です。

・外食した数 44回
食べログに登録した数です。飲み会は結構登録忘れが多いので、1人でラーメン食べたとか、友達の店で食べたとか、家族で焼肉食べたとかの数ですね。1番多いのはラーメン14回です。

・登録した場所 106スポット
Googleガイドに登録した数です。今年から訪問した場所を全て登録したらGoogleガイドどれだけ行くかなぁとテストしてみました。途中で回答数を増やす裏技も使い、Googleガイドは7まで上がりました。クチコミマスターになれたので、次は写真マスター、更に動画マスターも目指しています。

・本を読んだ数 62冊
今年インスタにあげた本の数です。過去に読んだ本を9冊アップしていたので、実際は53冊ですね。2022年は43冊でした。今年はペースアップして読んだ時期もあったので、ちゃんと理解してないかもしれません。もっとじっくり読んだら良かったなぁと思ったので、年間30冊くらいが良いかもしれません。

・会議 371回(1月から6月まで)
サイボウズに予定登録されている会議を目視で数えたのですが、とにかく会議が多いですね。数が多すぎて、カウントするのを半年で諦めました^_^
なお371回の会議の中で、1on1は44回でした。会議登録しておらず10分くらいの短いミーティングは除いていますが、ちゃんと1on1やろうとして予定をとった数としては多いのか?少ないのか?これは人事面談に限らず、業務のミーティングも入ってます。上司や外部の人も含めて、です。あえて時間をとって色んな話をぶつけ合うのは良いなと実感しています。
なお会議の中には定例の報告会で4時間拘束されているのも含みます。(逆にこう言った会議は誰にも邪魔されず作業に没頭できるのでありがたい^_^)。
なお、会社指示での外出MTGは含みませんでした。外出のミーティングは会議というより一方的な取材なので会議じゃないかな、と。
それ以外にも、上記期間でイベント出展3日間、自社セミナー3日間、1日社内研修も実施など会議以外の時間も結構取ってますね。
改めて見直すと、無駄な会議は少なく、業務を推進させる会議ばっかりなんですよね。
会議が多い事が悪、ダラダラと長い時間やることも悪、と考え30分で終わらせるように試みたこともあります。ただマーケッターの会議では、答えがない事が多いので、時間が来たら決めるは「悪」の場合もあります。特にクリエイティブは長い時間かけて色々な目線で見ないと良いものは出来ないですよね。

おっと、仕事関係になるとコメント多めになりますね。

因みにfacebookの投稿は、今回でキリが良く90回でした。意外と投稿数多かったですね^_^

来年はどんな年になるでしょうね。それではみなさん良いお年を。

【変わりたいと口では言っても、 本心では変わろうとしない人がいることを知って、 どのように対処をするかを学べる本】

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タイトルが長くてすいません。

でも、タイトルのような悩みを持つ人は、 実は多くいるのではと思って、このタイトルにしました。

皆さんも経験があるかと思いますが、 タイトルのような人に改善すべき点をあげていくと、 指摘をじっと聞いていただけるのですが、 非常にロジカルな反論があると思います。

例えばその人は、自分の行動一つ一つを正当化し、 周りの人の行動に問題があると分析し、 周りこそ変わる必要があると決めつける。

 


自分の行動が変われば報われることを知らない人なんですね。

 


禁煙も同じで、悪習を変えれば報われることが多い。 禁煙を成功させるためには平均6回くらい失敗しているデータがあ るように、悪習を改善するのは大変だが、 強い動機と意思を持てば出来ること、でもあります。

 


これはシンプルだけど、難しい問題なんですね。

 


まず、どうするか。

本のタイトルはコーチングです。

まず、部下の場合、以下のような言い訳をしないよう、 事前に伝えておくことから始める。

 


〜言い訳リスト〜

1 自分の意志を過大評価しているかどうか

2 今日は特別な日だからやらない

3 少なくとも私は・・・よりマシだ

4 人の助けを借りない

5 時間はたっぷりあるしさ

6 突発的な仕事が入ったからさ

7 いつかこうなれば幸せになるからさ

8 古い問題が出ていけば、新しい問題は出てこない

9 努力すれば報われる 

10 誰も私のことなんか気にしていない

11 変わってしまったら、私が私でなくなる

12 自分の行動を自分で評価するだけの頭がある

 


過信、頑固、混乱、恨み、先延ばし。 そんな行動を抑制するにも上記発言が必要と考えます。

 


相手が上司やクライアントだったら?

先に結論を言うと、相手を変えることは困難です。

相手を変えることが出来ないので、 自分を変えるようにコントロールすることだ。

その人と対峙している時だけ、 自分が変わってしまうことってありますよね?

変わるタイミングは何か、トリガー(きっかけ)は何か?

それを分析して、対応することが大切と書かれています。

 


トリガー(きっかけ)となるものは、「環境」 によって様々と書いてあります。

例えば自宅と職場の自分は環境が変わるということです。

人によっても環境が変わるし、 皆さんも多くのトリガーに対応していると思います。

今朝、「計画」をした自分と、会社で「実行」 する自分も違います。

自宅という「環境」ならしっかり「計画」出来るのに、「職場」 という「環境」では「実行」にうつせない場合があります。

職場では多くのトリガーがあり、それによって「実行」 を妨げることがあります。

例えば突発的な仕事というトリガーで計画通り実行できない、 とかですね。

本誌では、 その環境トリガーで対応するための三つのステップが書かれていま した。

 


1 予測する

耐え難い環境トリガーにならないよう準備すること

2 回避する

ドラッカー曰く「私があったリーダーの半分は、 なにをすべきか学ぶ必要がない。彼らが学ぶべきなのは、 何をやめるかを知ることだ」

3 調整する

予測して回避できても、やらなければならない状況もある。

調整は失敗がつきもの。 失敗をして学んで次に対応することが大切と書かれています。

 


受け入れること、特に変化に対して受け入れることが大切で、 創る、守る、取り除くことを見極めた上で対応すること。 難しいですね。

 


部下へのコーチングと、 上司に対してのセルフコーチングを記載しましたが、 共通するコーチングとして以下があります。

 


コーチングにとって大切なコト

・正当な報酬と福利厚生を提供する

・適切なツールやリソースを提供する

・開かれたコミュニケーションを促す研修環境を作る

・仕事に多様性とチャレンジを与える

・権限譲渡を上手く使い、直属の部下を育て、仕事を認め、 タイムリーなフィードバックを与え、人間関係を築く

 


同じ環境でも熱心な人もいればネガティブな人もいる。 特にネガティブな人にはフォローアップが大切と書いています。

ジョン・F・ケネディは「 国があなたのために何かをしてくれるのではなく、 あなたが国のために何が出来るかを考えようではありませんか」 にありますが、如何に自発的にさせるか、 そのフォローアップの仕方も大切ですね。

 


〜フォローアップの方法〜

・幸せになるために、あなたは最大限の努力をしましたか?

・人生の意義を見つけるために、 あなたは最大限の努力をしましたか?

・周りの人とポジティブな関係を構築しようと、 あなたは最大限の努力をしましたか

・出来る限りエンゲージメントするために、 あなたは最大限の努力をしましたか

 


注意すべきは結果よりも努力に注目することで、 努力のレベルを数値化することが大切とのこと。

そして、取り除くことばかりやらず、維持すること、 受け入れること、 創造することのバランスを見ながら進行することも大切と書かれて います。

 


それを定点的にスコアにし、 そのスコアが上がっているかを見ることです。

部下が何にモチベートされているかを定点観測する、 上司に対して自分はどのスコアが低いかを知って対策する。

 


上記を仕組み化出来ると強い組織になると書いていますね。

例えば会議。良い仕組みにするには以下

 

 

 

・前向きな態度で会議に向かう

・誰かが会議を興味あるものにしてくれるのを待つのではなく、 自分で興味があるものにする

・頭の中で批判する代わりに、プレゼンをする人を助けようとする

・何か良い質問を準備しておく

・会議で何か意味があることを学ぼうと自分に課す

・会議で誰かと良い関係を築こうとする

・注意を払い、スマホを片付けておく

 

 

 

会議を上手く使えていない場合は大いにあります。 上記を実行すること、あと、上記にもありますが、 環境トリガーを意識して、 どうすればハッピーなシナリオになるか考えることも重要ですよね 。

 


最初の問いですが、変わらない人に対して、 どのように対応するか。

自分が変わることなんですよね。 相手を変えようとしてはいけないんですよね。

なので、まず自分が代わり、対象の相手に対して例えば80%の努 力をすること。そして、自分がどれだけ努力したかを定点観測し、 粘り強く実施すること。

諦めずに対応すると、相手のこともよく見えてきて、 相手も変わろうとすることに気づき、 長い目で見たら大きな変化になっていることに気づきます。

 


エンゲージメントを高めること。そして後悔しないこと。 大変かもしれませんが、 それを実行することが全てにおいてのコーチングにつながります! 僕もどこまで出来るかわからないですが、 やってみたいと思います!