「自由な生活を手に入れるためにはどうすれば良いか」
本誌のテーマです。経済的自由を手に入れた著者が、これをより多くの人に伝えたい。この本は「お金にまつわる5つの力」を育てる実践的ガイドブックです。キレイゴトは一切なし。いいですね〜ハッキリ言い切ってくれるのがね。
①貯める(支出を減らす力)
②稼ぐ(収入を増やす力)
③増やす(資産を増やす力)
④守る(資産を減らさない力)
⑤使う(人生を豊かにすることにお金を使う力)
です。何となくピンと来ている人もいると思いますが、簡単に解説します。
①貯める(支出を減らす力)
「スマホは格安SIMにすること」「電力会社を乗り換える事」「保険を見直す事」
保険は高額療養費制度があるので、自己負担が限られている事。日本の健康保険は世界一で病気や怪我で働けなくなっても1年半保証がある。
年金は破綻しない。現役世代が負担する保険額52兆円が取り崩されても、積立金170兆円があるので、破綻することは考えにくい数字。受給額はおおよそ男性で保険料の1.7倍、女性は2.3倍なので65歳からもらって10年で元がとれる計算だ。介護保険も自治体が徴収するので、介護保険を使い、介護サービスを1割負担で受けれる。民間の介護保険は長寿となった今割の合わない保険となっており、国や自治体が運用することでバランスを取っています。
入っておく必要のある保険
・火災保険
掛け金に見合うだけのリターンがありなのではいろう。年間3,000円程度で入れる。入居の際は業者オススメの保険に入った場合は、保険料が高い可能性があるので見直そう。
・対人対物(無制限)の損害保険
もしも大きな事故を起こしてしまったら巨額の賠償金が必要になる。相手のためにも自分のためにも必ず入っておこう。なお、車両保険はコスパが悪いため不要。
・掛け捨ての死亡保険
子供(自活が出来ない身内)がいる場合、自分が一家の大黒柱なので、遺された家族が生活に困らないように入っておこう。ただし、遺族年金と貯金で生活できる場合は加入不要。住宅ローンで団体信用生命保険に入っていると、ローン返済はなくなる。
入る必要のない保険
・医療保険
・養老保険、貯蓄型生命保険
・学資保険
・その他の不要な保険(ペット・地震など)
「家はリセールバリューを考慮して購入」「それ以外は賃貸」「賃貸の契約時はぼったくり加入金が多いので注意」
まず礼金、一切不要です。絶対払わない方が良いです。敷金も解約後に払われないケースが非常に多いので、0.五ヶ月分で考えるべし。過剰なサービスが付いている場合は、その不動産屋を使うべきでない。解約時も敷金をしっかり取り返すべし。敷金の使い道をしっかりきいて、壁紙や床の張り替えなど、不要なことに支払わないこと。殆どが経年劣化で入居者が払う必要はない。壊してしまったとか、汚してしまったとかは払いましょう。
車もリセールバリューを考えて、中古でも乗りたいと思うような車を選ぼう、中古だったら乗りたくない車は買わない方が絶対良い。
対人損害責任保険は絶対に入るべき保険で、損害費用は億単位なので、まさに万が一の保険です。なお、人身傷害保険は対人損害責任保険でカバーできるので、入る必要はない。保険はプラスアルファが多く無駄に多くの保険を入らせようとするので注意が必要だ。保険の本質はいくら払っていくらもらえるか、それ以外はおまけと考えた方が良い。
節税で考えるべきは、所得税率と住民税。住民税は一律10パーセントだが、所得税率は累進課税だ。695万以下は20%、900万以下は23%、1800万以下は33%!4000万以下は40%!年収900万ちょっとの人が税率10%あがるので、年収は899万円くらいのキープが良さそうだ。900万円を超えたら、もっと給与を上げたいですよね。
その他の節税としては「ふるさと納税」「医療費控除」
医療費控除として特筆すべきは、インプラント代、レーシック手術、不妊治療代なども対象であること。ただし美容整形は対象外。
因みに生命保険控除や地震保険控除、小規模企業共済等掛金控除もあるが、前段からほぼ無駄な保険と定義しているので、控除を受けるために保険に入る必要はない。
なお、副業をすると3つの節税効果がある。
1.経費が使える
副業は事業所得なので、売上から経費を引けるし青色申告特別控除ができる。経費は自宅兼事務所の家賃や電気代やスマホ代などの一部、副業するためのパソコンや勉強するための本やセミナー参加代、情報交換の飲み代やそれに行く交通費も経費として引ける。
2.青色申告特別控除が使える
65万円の控除が可能で、複式簿記で記帳していること、電子申告で確定申告していることが条件。事業所得として申告できることであり、申告時にこれは事業として継続的に稼げるものと言い切りましょう。
3.社会保険料が減る
住民税などは、住民税から控除を引いた額が対象となるが、社会保険料は給与からダイレクトに引かれるので金額インパクトが大きい。ただ、事業所得だと社会保険料がかからないので、年収1,000万円の人でも、事業所得が700万円なら税金は60万円ほど違います。
②稼ぐ(収入を増やす力)
本来は副業で収入を稼ぐことが大切だが、いきなり副業で成功することは難しい。自分の給与が少ないなら、複利などで財産を増やすことが難しい。元手のお金を増やすためには、転職などで自分の給与を増やすことが大切。残業は時間の切り売りだからやらないほうがよい。昇進や昇格は会社が決めることで、自分ではコントロール出来ないので、給与が上がる転職をすること。
そして、小さな副業から開始して自分で稼げる力をつける。事業所得としてしっかり稼げる副業に挑戦する。
→著者は副業を勧め給与所得だけでは複利の資金不足を指摘している。正しい考え方ではあるが副業できない会社もある。副業できなくても、株や債券や不動産投資で複利は稼げるので、金融リテラシーを磨くことも重要だと思います。
副業の最初はメルカリやヤフオクから始める。自分でSNSを始めて、誰かのためになる情報を発信すること。ラーメンうまい。ではなく、そのラーメン店の詳細情報を出してあげれば見ている人の参考になる。まずは発信力を鍛えること。
なれてきたら、少し稼げることをやる。せどり、プログラミング、ウェブデザイン、動画編集、ハンドメイド、アフィリエイトブログ、YouTube、デジタルコンテンツ販売、なと。出来そうなものを小さくコツコツ始めよう。
③増やす(資産を増やす力)
貯蓄があることで初めて投資ができます。
→本著書では副業を強烈に勧めています。最も効率の良い方法ですが、サラリーマンだけでもある程度の給与は稼げます。そこを履き違えないようにしよう!
ただ、生活予防資金があっての投資なので、サラリーマンなら生活費の6ヶ月分、フリーランスなら一年分の蓄えが必要だ。急なお金はいつ必要になるかわからないからね。
投資するにあたって注意すべきはポンジスキーム。ポンジスキームとは、高配当の投資案件で出資者を募り、宣言通り高い配当を渡す。配当金が大きいので出資額や出資者が増える、出資額が最高潮になったタイミングで逃亡するモデル。いわゆる詐欺です。投資を知るには、その相場を知ることが最優先。
投資をするなら投資信託でインデックスファンドがオススメ。インデックスとは日経平均やTOPIXやS&P500やダウ平均のような指数と同じ値動きを目指す投資方法。あと指数に勝とうとするアクティブファンドもあるが、勝ち続けるのが難しいので、少額からできて幅広い分散投資をするインデックスファンドがオススメである。ただ、株が暴落したら、ファンドも暴落する。いつ買うかは誰も予想できないので、買いたい時が投資のタイミングでもある。
なので初心者にはドルコスト平均法がオススメ。毎月五万円と決めて、相場の上下を関係なく平均して買っていくと、少しずつではあるがお金が積み上がる仕組みである。
→この後に積み立てNISAがあるが、本誌は新NISAが出る前の著書なので割愛。この後は不動産投資の説明もあるが一般的な内容なので割愛。不動産投資を知らない人は、私が過去に紹介した書籍でもよいし、不動産投資と検索すればかなりの情報が出てくるので、情報はいくらでも取れます。なお本誌では少額の物件から初めて物件を大きくすることと、新築を否定していますが、最近は本当に質の良い物件は新築でも値段が落ちないので、不動産投資は最近のトレンドを確認した方が良い。因みに不動産投資は長期の投資で10年以上でかなりの資産になることが書かれています。正しい物件を選べば正解だと思います。
④守る(資産を減らさない力)
お金を天敵から堅守すること。詐欺やぼったくりに合わないこと、盗難に遭わないこと、浪費しないこと。
⑤使う(人生を豊かにすることにお金を使う力)
寄付、プレゼント、自分に投資して新しいスキルをつける、学校に通い直す、時間を買う(時短家具、家事代行サービス)自分が心から応援したい会社のサービスや製品をかう。
上記5つのバランス良く整ってこそ、人生が豊かになる。ということを筆者は説いています。
どんな状況からでも人生は良くしていける。
たった一度の、あなただけの人生で、
今日は一番若い日です。
悔いのない豊かな人生を生きよう。
リベラルアーツ大学 学長 両
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