
【戦略の策定】
1.競争要因から身を守る上で自社の能力を最大限活かせるようなポジショニング
2.競争要因のバランスに影響を与え、それによって自社のポジションを改善するような戦略行動
3.競争要因の根本にある要素の変化の予測と対応。競合他社が気づく前に、新たな競争バランスにふさわしい戦略を選択し、自社に有利となるよう変化を活かす
・オペレーションの効率化は戦略ではない
・オペレーションの効率化は必要条件であって十分条件ではない
→戦略の基礎とは独自の活動にある
【戦略とは】
一言で言うと差別化すること。
戦略とは、他者とは異なる活動を伴った、独自性のある価値あるポジションを作り出すこと。
戦略的ポジショニングの本質は、競合他社とは違う行動を選択すること。
・持続可能な戦略的ポジショニングの確立にはトレードオフが必須
サウスウエスト航空のように安い地方空港に特化して機体を決めて15分で出航できるサービスを提供すること。ただしハブアンドスポークは捨てる
〜トレードオフで失うこと〜
1.イメージや評判に整合性が失われる。
(高級品は出店場所が限られる)
2.行動が制限される
ポジションが確定すると、そのポジションでしか活動できない
→トレードオフはあくまでも戦略的に必要な場合だけ使うこと
→持続可能性を決定するのは「フィット」しているかどうか
・フィットの種類
「一貫性」が保たれていること
活動がお互いに強め合う時に起きる
取り組みの最適化
→フィットしているものにはトレードオフが存在しているので、トレードオフを真似できない企業は模倣は困難である
・成長を求めるがために一貫性を失うと失敗する。拡大するのではなく深めること。
→IKEA、サウスウエスト航空はコスト集中戦略であるがIKEAの集中は顧客グループのニーズを中心にしているのに対し、サウスウエスト航空は具体的なサービス種別に立脚している
・最も他者と違うのはどれか?
・最も収益性の高い商品は何か?
・最も満足しているのは誰か?
・顧客、流通チャネル、購買機会のうち、最も収益性の高いモデルは?
・我が社の価値連鎖で、最も差別化されていて効果的な商品は何か?
【情報化時代の競争】
1.情報化の度合いを調査する
それぞれの工程にどれだけ情報が必要か?例えば家賃相場などの数値の予測や仕入れの予測などデータがどれだけ必要かを見定める
2.業界構造における情報技術の役割を見極める
現金自動払い.飛行機の予約システム、など、情報がどれだけ必須なのかを探すこと
3.情報技術が競争優位を生み出す方法を特定してランク付けする
4.情報技術がどのように新しいビジネスを生み出すのか調査する
【衰退産業における最終戦略】
・リーダーシップ戦略
市場シェアでリーダーを目指す戦略を採用する企業は、衰退産業に踏み止まる数少ない企業の一つになる。ポジションを獲得したら業界の売上高のその後の推移パターンを見ながら、そのままのポジションを維持するか、節度ある集客戦略に切り替える。
不安定要素となる衰退のプロセスを制御し価格競争を避けること
他社が業界から離れるように仕向けること。圧倒的なシェアを取る。
競合企業の撤退障壁を緩和すること、下請けや買収なども視野
競合企業にほかの道を示唆
参入障壁を高める
・ニッチ戦略
リーダーを取れない場合は、収益性の高いニッチを探す。
早期撤退を想定した一気に収穫だけして去る方法もあるが仕入れが非常に難しいのは難点。
【競争優位から企業戦略へ】
企業戦略にするには事業間の補強関係が存在するかを確認すること。場合によっては事業間で競争するケースに陥ることもある。そして、参入障壁と参入コストを徹底的に分析する
1.ポートフォリオ・マネジメント
経営トップに求められる専門知識を広げすぎないように。事業範囲をある程度制限する。
多角化に成功する企業は、事業部間の関連の大切さを認識している。経営業務は非常に煩雑になるため、先進国では無効になりつつある。
2.リストラクチャリング
不必要だったり関連性の乏しい部門は売却、全体としてうまくコストを減らすことができて、体質を強化した姿を一新させた場合は有効。
ただし、他社も同じようなことをすると買取コストの問題もありROIが悪化する。
3.スキルの移転
かつては無縁だった事業間の相互関係が上手くいけば効果は発揮される。
4.活動の共有
技術の発展や規制緩和が上手くいけば、差別化や多角化は充分に成し得ることができる。