
この本では、資本主義のことを変幻自在に中身を変化させながら有象無象の有形無形な未開拓領域(よく分からない商品、ブランド、株式市場から仮想通貨など)を商品にし稼いでいる運動と定義している。
資本主義を実行するため、商品に値付けし、売り買いし分配していく仕組みを市場経済と呼ぶ。
つまりざっくりしたものである。
資本主義に定義はない。中身を変化させながら未開拓領域に価値と価格をつけ、意味が便益かを現在未来で進行する(2枚目の写真)
NFTも動画映像も今の価値だ。
今では活動や行動も貨幣価値に変わり、ゲータレードは一定の汗をかいた人だけ無料で買える自販機を発売。行動を対価にしているが裏側はプロモーションだ。最近ではエンタメとした商品として胸毛80%失うと出る胸毛保険や宇宙人にさらわれたら10億円払う保険が出るくらい、お金の変化は進んできた。
その一歩先に訪れるのは、あらゆる価格が人それぞれに変わる世界。
再分配は国家の特権であったが、現在は企業レベルでも試されていく。
国家の役割は、弱者を救済し格差を是正する名目で中抜きをする。
→市場による分配の実現である税制とお金の融合はできないか?社会保障と市場経済の一体化を目指す考え方
ゲームなどの仮想空間など、もう一つの国家が生まれ(いわゆる双子国家、デジタルツイン)、情報国家が物理国家から逃げ切れるのかが今後のポイント。ネット上で仕事し恋人と結婚し一生を終えた人もいる。
→情報国家はお金を稼ぐと言うことから逃げ切れるわけではない、そして、情報国家を目指すとしても、そこにまつわる人と人の比較によって現実とデジタルの間で苦しむ過程がある。人は比較して生きることは教育で深く刷り込まれている。コレをどうするか?
人の思考性や要望をアルゴリズムが読み解き、対価を交換する仕組みが出来上がり、人は対価と成果物を交換する究極的な仕組みを作ること。本誌では資本主義はお金をなくすことを説いているが、国家や共同体など自由、不自由、平等、不平等の観点も勘案しながら慎重にかつ毒舌まみれの答えを探す旅をした一冊。
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