昨日の続きです。
4)コンテンツ
僕は総合広告代理店に8年いましたが、一度も接点がなかった部門です。この部門は平たくいうと、ライセンスビジネスです。
代表的なのが、ADKで言うとドラえもん・プリキュア、JR東日本企画で言うとポケモン、電通で言うと妖怪ウォッチですね。
広告代理店は制作委員会に入り、TVCMなどの広告プロモーションに関するライセンスを保有しています。
例えば、トヨタのTVCM。ドラえもんが使われていますよね。あれは、広告プロモーションを担当している広告代理店が、ADKのコンテンツ部隊から権利を買ってTVCMしてます。トヨタのTVCMに関わる広告代理店は、デルフィス以外に電通と博報堂もガッチリ入っているので、その3社のどこかが、ADKに発注していることになります。
因みにADK、昔はアニメのコンテンツ王国で、ゴールデンの藤子不二雄アニメの広告枠はほぼ独占。ドラゴンボールに至ってはバンダイ一社提供という離れ業をやってました。1980年代のボーナスは相当凄かったようです。1996年に入社した方が言うに、一年目のボーナスが一番良かったと言う人がいた、とか。いないとか^_^
コンテンツビジネスをやると、おもちゃメーカーとの関係性が強固となります。プリキュアに関してはプロモーションがいつも同じでも、何年も安定した売り上げがあるので、関係性は強くなるばかりですね。ただ、この数年視聴率は落ちてますが。。
参考
https://prehyou2015.hatenablog.com/precuresuuzimatome
プリキュアは幼稚園の女の子には、まだ人気があるものの、妖怪ウォッチの厳しさに比べれば相当マシかと。。
妖怪ウォッチがかつてない難局
https://toyokeizai.net/articles/amp/275703?display=b
電通もコンテンツビジネスで何とか成功したいと目論みましたが、なかなか難しいですね。ずっと設定を変えないほうが、長く生き残るのでしょうね。とはいえドラえもん、クレヨンしんちゃんもついにBS枠になりましたね。その後に何故か新日本プロレス^_^
アニメの話が多くなりましたがコンテンツビジネスは、なかなか難しいです。ドラえもんの年間契約は億単位でタイム2本必須ですから。映画用のコンテンツ利用料は3000万円くらいだったかな、それは安いのでお買い得です。今は知りません。もう5年以上前の情報です。時効なので言っても良いでしょう^_^
その他、オリンピック関連などの特殊な仕事もあったりします。この辺りはもっとわからないです。そう言っときましょう。色々怖いので。
3日にわたって総合広告代理店の話をしました。本当は同じテーマを続けるのは避けてましたが、長くなるので三日に分けました。明日からは、また違ったことを書きたいと思います!