tigerdriver-91’s blog

東京に来た大阪人がつれづれなるままに書いたブログ

総合広告代理店のおしごと その3

昨日の続きです。

 

4)コンテンツ

僕は総合広告代理店に8年いましたが、一度も接点がなかった部門です。この部門は平たくいうと、ライセンスビジネスです。

代表的なのが、ADKで言うとドラえもんプリキュアJR東日本企画で言うとポケモン電通で言うと妖怪ウォッチですね。

 

広告代理店は制作委員会に入り、TVCMなどの広告プロモーションに関するライセンスを保有しています。

 

例えば、トヨタのTVCM。ドラえもんが使われていますよね。あれは、広告プロモーションを担当している広告代理店が、ADKのコンテンツ部隊から権利を買ってTVCMしてます。トヨタのTVCMに関わる広告代理店は、デルフィス以外に電通博報堂もガッチリ入っているので、その3社のどこかが、ADKに発注していることになります。

 

因みにADK、昔はアニメのコンテンツ王国で、ゴールデンの藤子不二雄アニメの広告枠はほぼ独占。ドラゴンボールに至ってはバンダイ一社提供という離れ業をやってました。1980年代のボーナスは相当凄かったようです。1996年に入社した方が言うに、一年目のボーナスが一番良かったと言う人がいた、とか。いないとか^_^

 

コンテンツビジネスをやると、おもちゃメーカーとの関係性が強固となります。プリキュアに関してはプロモーションがいつも同じでも、何年も安定した売り上げがあるので、関係性は強くなるばかりですね。ただ、この数年視聴率は落ちてますが。。

 

参考

https://prehyou2015.hatenablog.com/precuresuuzimatome

 

プリキュアは幼稚園の女の子には、まだ人気があるものの、妖怪ウォッチの厳しさに比べれば相当マシかと。。

 

妖怪ウォッチがかつてない難局

https://toyokeizai.net/articles/amp/275703?display=b

 

電通もコンテンツビジネスで何とか成功したいと目論みましたが、なかなか難しいですね。ずっと設定を変えないほうが、長く生き残るのでしょうね。とはいえドラえもんクレヨンしんちゃんもついにBS枠になりましたね。その後に何故か新日本プロレス^_^

 

アニメの話が多くなりましたがコンテンツビジネスは、なかなか難しいです。ドラえもんの年間契約は億単位でタイム2本必須ですから。映画用のコンテンツ利用料は3000万円くらいだったかな、それは安いのでお買い得です。今は知りません。もう5年以上前の情報です。時効なので言っても良いでしょう^_^

 

その他、オリンピック関連などの特殊な仕事もあったりします。この辺りはもっとわからないです。そう言っときましょう。色々怖いので。

 

3日にわたって総合広告代理店の話をしました。本当は同じテーマを続けるのは避けてましたが、長くなるので三日に分けました。明日からは、また違ったことを書きたいと思います!