2016年11月に初版だったんですね。多分、人生100年時代と言い始めた先駆けかと思うくらい先取りした本ですね。
就学、就職、退職後の余生、という今まで3ステージでしたが、今は100歳まで生きる時代。昔より30年、40年長生きするので、そこを幸せにするために老後の資金も大切ですよ、と解いた本です。
仕事は70歳80歳になってもできる、投機ではなく投資をしようと解いています。それはスキルも経済的なことも。同じスキルも限界があるとも言ってます。
平たく言いますと、同じスキルだけ磨くのではなく、時代に合わせてスキルをバージョンアップさせるか、複数のスキルを持つことが自分の資産になりますよ、とのこと。
スキルには大きく三つあり
・生産性資産
・活力資産
・変身資産
と定義してます。つまり
・スキル
・精神的健康
・時代を読む力
みたいなことです。全てを資産と考えており、活力資産も家族との良好な考えというのも良い投資と考えることですね。
ポイントは変身資産で、今まで積み上げて来た資産も時代によって変わるというもの、それは仕事のスキルもお金の価値も変わると言ってます。
そのためにも、終身雇用がぜったいではなく、今の時代には新たに三つのステージがあることを伝えています。
・エクスプローラー
・インディペンデントプロデューサー
・ポートフォリオワーカー
つまり
・自分探しのステージ
・起業家
・本業と副業の使い分け
という感じです。少し乱暴なまとめ方ですが。。
ただ、複数転職している人、異業種転職わしている人は、すごく共感できるんじゃないかと思うのですが、一社目で将来不安を覚え、必要なスキルはなんだろうと転職をする気持ちですよね。それがエクスプローラー。
それから色々とスキルを身につけ、企業に属さず、独立した立場で生産的な活動に携わるのが、インディペンデントプロデューサー。なので、一回限りの仕事などもあるので、起業家というと少し乱暴な言い方かもですね。業務委託とか個人でコンサル的な会社をやっている人もコレに当てはまりますよね。
あと、本業以外に様々なスキルを発揮したいので、いろんな仕事をする人がポートフォリオワーカーですよね。副業でコンサルタントをする人とかが日本的には当てはまるかと。
僕も今の会社で6社目、個人事業主時代にマネジメントをお願いしていた会社を含めると7社。個人的にはずっとエクスプローラーなんですが、マインドを維持するのは結構大変です^_^
是非、若い人に読んでもらい、色々なステージを試してほしいと思います。共感した若い人は、この本を共感できるパートナーと生活した方がさらに良いという活力資産のこともちゃんと書かれてます。
さぁ次は続編を読むかー。