どん兵衛のドンギツネ(吉岡里帆)と星野源のTVCMは長く愛されるコンテンツでしたよね。
星野源の後任(こがけん)は大変だなぁと思いまながら見てますが、そもそもこのTVCMに振りきった、日清食品と電通について考えたいと思います。
どん兵衛は長い間、中居正広さんを使い、「日本のうどん」というフレーズでコミュニケーションを行って来ました。
どん兵衛は二代目の社長が作った商品だっただけに、一度決めたコミュニケーションは変えられないですよね。
どん兵衛の「どん」は「どんくさい」の「どん」だったりするので、中居正広とどんくさいキャストを入れる構成になっています。あと、「ニッポンのうどん」と言ってるだけに、純日本的な映像が必要なんですね。
なので、年末にいつも同じようなコミュニケーションをしてたんですよね。
ずっと同じコミュニケーションだったので、東京ではずっと「赤いきつね」「緑のたぬき」に負け続けたんですね。
どん兵衛も同じコミュニケーションを続けていたことで、お客さんも高年齢化してたんですね。
そして、「どんくさい」「ニッポンのうどん」を受け継ぐ形で「どんばれ」という、新しいワードを作り、加山雄三と佐藤健を起用して、侍の格好をして、どんくさい佐藤健と日本の伝統を受け継ぐ加山雄三で勝負しました。
コレがこけましたね。
クライアントのいうことを聞きすぎた結果ですよね。
日清食品も反省しましたね。そこで、今回のどんきつねを使って成功しましたよね。
なんとなくドンくさそうなドンキツネを可愛い感じに演出したのが正解でしたね。
あと、星野源もどんくさいというイメージがなんとなくある。この最高のキャストだったんじゃないですかね。
この、クライアントを立てながら、自分たちのやりたいコミュニケーションをする方法、凄いですよね。こう言った代理店さんの担当者のマインドを持った人がいっぱい増えて欲しなーって思ってます^_^