tigerdriver-91’s blog

東京に来た大阪人がつれづれなるままに書いたブログ

勝負に勝つことの大切さを日本人に教えてくれた

白鵬が相手の意表をつく取り口で勝ちを拾い優勝した今場所。今までの横綱はどっしり構えて相手を受け止める相撲。特に14日目の大関正代との一戦は、批判を受けても仕方がない内容だった。突き押しのない正代に対して、土俵の後ろに構え、自分は前に出ず受け止める作戦を取った白鵬。様子を見られると辛い正代。距離をとると、白鵬は容赦なくビンタをするので、前に出るしかない正代。そこを受け止めて確実に投げ勝つ白鵬。絶対負けないであろう作戦を白鵬は取りましたが、横綱大関相手に正々堂々と取らないやり口に批判の声が上がりました。

 

僕も見ていて気持ち良い相撲ではなかったし、こんな相撲を取られたら、日本人に勝ち目なんてないよ、と思った。でも、今考えると、勝つ、ということにルール上、一番良い方法を取ったし、どうやって勝てるかを徹底した勝利だと思いました。

 

このように勝つための最善を尽くされると、翌日の照ノ富士も警戒しますよね。心理戦にも見事勝ち、翌日の照ノ富士にも見事勝利しました。

 

日本人なら、もう40回も優勝してるのだから、正々堂々と相撲を取ろう、と思いますよね。そうじゃないんですよね、白鵬は。勝つ事にいつも精一杯で、勝ち切る姿に学びを得ました。

 

ここは勝つべき、という相撲は勝たないといけない。そのために何をすべきか、それが徹底できているでしょうか。今の日本人に足りない部分かもしれませんね。