父親は大阪人、母親は熊本県民。
おじいちゃんも大阪人で自営業。
街の小さな自動車修理場で、車は2台しかはいりません。
おじいちゃんの仕事は父親の弟(五男)が継ぎました。
父親は六人兄弟。次男だが、長男と三男は若くして亡くなっているので、四男、長女、五男から見て、年の離れたお兄ちゃんです。
おじいちゃんは働き者ではなかったので、父親は高校卒業と同時に仕事をすることに。
腎臓が弱かったせいか、若い頃に入院する。病気を治して新しい会社で働き、弟や妹によくお小遣いをあげていたとか。
25-6歳くらいの再就職ということもあり、街の小さな電材商社でしたが、僕ら家族をそれなりに育てたんだと思います。
仕事を真面目にしない五男は、結局父親が面倒を見ることに。。困ったもんです。
母親は看護師をしていたようです。最初は東京で働いていたようですが、大阪で父親と出会ったみたいで、結婚して大阪にいます。
熊本の方は粘り強い。父親もそこまで仕事が好きではなく、早く帰ってきても何もしない父親でしたが、その父親をよく面倒見ていました。
体が弱い父親なのに、好きなものばかり食べて糖尿病になり、透析することとなり、手がボロボロになる姿を見てきました。それを献身的に支えてきた母でした。
良い部分、悪い部分、人間なのであると思います。
自分のことを親のせいにしたいことも分かりますよね。
でも、変えることはできないんですね。
他人を羨ましがっても、仕方のないことだし、自分の境遇を恨んでも仕方がないですよね。
むしろ、普通に育ててくれたことに感謝して、恩返しできるくらいの器量を持つことの方が大切ですよね。
若いうちだけです、何かのせいにしたり、何かから逃げるのは。今のうちに色々経験して、歳をとったときに、それなりのものを築くことが出来ればよいんじゃあないでしょうか。
若い時に苦労するか、歳をとって苦労するか、人生わからないことっていっぱいあるけど、プラスマイナスはゼロ、くらいに思っていれば、先に苦労した方が良いですよ。
今、親ガチャとか言って文句言ってたら、いずれ別の形で自分に跳ね返ってくると思います。プラスマイナスだから、多分。
楽して成功することなんて、絶対にない、ギャンブルで当たることなんて、まずないでしょうから、しっかり苦労して、将来身につけば良いんじゃないでしょうかと思います。ただ、色々と親ガチャのことをしっかり考え、受け止め、現実に向き合う人が、どんどん増えて欲しいと願っています。