tigerdriver-91’s blog

東京に来た大阪人がつれづれなるままに書いたブログ

ブランドにおける差別と区別

我々はかっこいいブランドをやっているので、我々の商品が発展途上国のメディアで取り上げられたとしても、我々はそのニュースに関与しない。

 

コレは差別ではなく区別。ブランドを守るために区別します。という意見があります。

 

いかに自分のブランドを守ることが大切だとしても、僕はコレを差別と考えます。

 

ただ、ブランドには意思がある、という方もおられます。ブランドは先人が作った歴史であり、一流のエリアを作ってきた文化でもある。例えば、イタリア、ミラノにあるプラダ本店、フランス、パリにあるLOUIS VUITTON本店はそこにずっとある文化といえますよね。

 

そのブランド価値を守ることを考えると、発展途上国で起きていることは差別する。という考え方、ブランド担当として社長やOBから色々と言われると面倒なので、ブランドを守るとか言いますよね。

 

でも、LOUIS VUITTONはいち早く中国で、中国のモデルを採用して地域に根差すことをやりましたよね。アメリカンエキスプレスは立ち飲み屋でもメルカリでも使えるようになりました。

 

この行動はブランドを毀損したことになるのでしょうか?

 

僕は最初このニュースを聞いて、落ちたな..と思いました。でも、よーく考えると、全然落ちてないんです。

 

何故か?

 

それはブランドのトップにいるからなんです。価格を落としていないからなんです。僕はコレが本当の王者の戦略なんだなと思いました。トップだからこそ出来る戦略だと思います。

 

僕はLOUIS VUITTONの行動は今後何十年もその国に愛されてトップに居続けることができる良い選択だと思いました。

 

さて、ブランドを維持するにおいて、差別と区別の使い分け。ちゃんとできているか考えたいと思います。