tigerdriver-91’s blog

東京に来た大阪人がつれづれなるままに書いたブログ

お金を包んだ話

20年以上前の話だから時効だと思うのですが、私の母は大きな手術をしました。合計5回くらい手術をしたでしょうか。僕も若かったので余り記憶にないのですが、後で聴くと生命に関わることでしたので、子供に心配をかけぬよう、気を使っていたんですね。

 

ただ、僕が覚えているのは、父親が封筒にお金を包んで病院に行く姿でした。手術がうまくいってよかったね、と言ってたので、僕はお金は手術の後に払うものと勘違いしていました。

今となったら聞いておいてもよかったなと思ったのですが、手術が成功したらそう言ったお金って大事なの?って確認すべきと思ったかな。

今は父も他界してその時のことは聞かずじまいでしたが、お金を渡すと良い医療が受けられるのかな?どれくらい渡せば良いのかな、ということですね。今思い出すと、封筒の厚さから30万円くらいでしょうか。病気も重かったので、そうなのかと納得しています。今も母は元気に家事をこなしています。

 

退院をする日も現金をもって言ってました.その時に聞けばよかったのですが、母が退院をする日は、みんなで家族水入らずの時間を作ろうとなっていました。なので、子供こころに野暮なことは聞いてはいけない、と思ってました。

 

母が元気なのは病院の先生方のおかげと思っています。特に今はコロナで大変ですが、先生たちが良い医療を提供できる場を作らないといけないな、と思っています。最近は病院のドラマが増えましたが、こんな時期なので、病院は先生たちに提供をしてほしいな、と心より願っています。