現在の日本のリーダである、内閣総理大臣は菅義偉72歳。安倍晋三の66歳から年齢が上がりましたね。(年齢は現時点の実年齢)
安倍晋三が初めて内閣総理大臣になったのは52歳で戦後最年少。
菅直人や鳩山由紀夫、麻生太郎、森喜朗、は60代。福田康夫は71歳。小泉純一郎も59歳。
野田佳彦の54歳、橋本龍太郎の58歳、羽田孜の58歳、細川護煕の55歳となんとか50代の内閣総理大臣を作ってきましたが、40代は程遠いですね。
因みに初代内閣総理の伊藤博文は44歳です。
今年の大河ドラマ「青天を衝け」でそろそろ出てきそうな大政奉還。薩摩と長州が江戸城総攻撃に対して無血開城の流れになるのですが、交渉の席に立ったリーダーとして幕府側は勝海舟で43歳、薩摩の西郷隆盛は38歳、最終判断をした徳川慶喜は31歳と、日本で一番大切なことを決めたリーダーはこの年齢なんです。
吉田松陰に至っては、満29歳で死刑にされています。松下村塾を受け継いだのは27歳です。思想家と言われた人が20代なんですよね。因みに教え子には、伊藤博文や山縣有朋などの内閣総理大臣経験者や、高杉晋作、久坂玄瑞などがいます。
歴史的にこれだけ若いリーダーがいます。若いからといって大きなことを動かせない。そんな事はないのです。しっかりした考えを持ち、信念を持つ事、人の話をよく聞き、謙虚な気持ちがあれば、どんどん日本をリードできると思います。
若くて才能のある人をドンドン伸ばせる環境にする事は大人の責任もあります。大人は「最近の若い奴は。。」など言わず、若い人に任せてみる、失敗をして経験をさせる度量が必要です。
「まだ管理職は早い」ではなく、才能ある人には管理職を経験させてマネジメントを早く学ばせるべきです。若い人で才能がある人は、ワンマンになる場合もあります。部下がついてこないことを謙虚に知り、どうやれば、同じメンバーで最大の効果を発揮するか、その方法を知ることになると思います。
「立場が人を成長させる」と言いますが、その通りなんです。
教師や医者という仕事もそうなんです。若くして、生徒や患者を抱える先生と呼ばれます。リーダーなんです。生徒や患者に寄り添う先生は人気がありますが、これがリーダーシップのひとつなんです。プライベートまで関与するのはケースバイケースですが、経験はさせた方が良いと思います。若いリーダーを支援する大人も大切です。
僕はベンチャー企業の若手社長は極力自分の経験を伝えます。20代の若いリーダーが1人でも多く色々な経験を見聞きして成長してほしいと切に願ってます。
日本は正社員とバイトとの給与差が開きすぎてます。若手は給与の安いバイトでハングリーさを養うのは良いかもですが、家賃は下がらない、物価は下がらない、給与は上がらない、正社員を取らないとなると、才能のある若手の目を潰す構造になってると思います。
さぁ、我々大人たちが、この構造を変えるべきだ!僕もやれる方は精一杯やりたいと思います!