tigerdriver-91’s blog

東京に来た大阪人がつれづれなるままに書いたブログ

狭き門より入れ

聖書の有名な語句らしいです。

 

「狭き門より、入れ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そして、そのから入っていくものが多い。命にいたる門は狭く、その道は細い。そして、それを見出すものは少ない」

 

つまり、難しい試験を通れというような話ではなく、人が群がって流れていくような方向へは行くな、必ずしも人が気づいていないような自分の道に進め、という教えだ。

 

僕はカトリックではないですが、昔の偉人というのは本質をついていると思いました。「何者であるか」であるかが大切で「どの組織に属しているか」という、部品化への道は歩まないほうが良いよとも捉えられます。

 

僕は昔、テレビ業界という広い門に入りました。仕事は相当楽しかったのですが、給与は相当低かったです。ただ、会議で番組が作られていく姿が楽しく、実際にオンエアーを見て、自分のネタがこうやって取り上げられるんだなぁと楽しい思い出が沢山あります。スタジオにも行って、生の放送を見るのも好きでした。こうやって番組ってつくられるのかーって思いました。12月24日の打ち上げで、陣内智則さんが「彼女を待たせているので、そろそろ失礼します!」と去っていったのが懐かしいです。2004年の頃です。

そんな感じで楽しかったのですが、自分がこのまま上に上がっていく、もっというとこのまま食べていけるのかな?という漠然な不安もあり辞めることにしました。

人気のある広き門ではダメだと感じた時ですね。広き門は人気があるので、給与が安くても働きたいという人が多いですね。

自分の価値を見つけるには、やはり狭き門なんでしょうね。ニッチといった方が良いでしょうか、自分の価値発見とニッチに挑戦することは常に大切だと思いました。