tigerdriver-91’s blog

東京に来た大阪人がつれづれなるままに書いたブログ

成功者は成功した歴史を学ぶんだと感じた事例

藤田田(ふじた でん)さんは、アメリカから日本にマクドナルドとトイザらスを持ってきた、すごい経営者です。その藤田さんの著書「勝てば官軍」より面白い文章がありましたので紹介します。

 

〜勝てば官軍より〜

ある日、九州から16歳の少年が私に会いたいと上京してきた。忙しくて会えないと断ると、彼は毎日会社に訪ねて来た。その熱意であってみると「私は九州鳥栖の出身で、これからアメリカに行って勉強したいのですが、何を勉強したらいいでしようか、自動車とか飛行機とか、学びたいことはいろいろあるのですが」といった。私は「今はこの部屋ぐらい大きなコンピュータを使っているが、遠からずハンディなものになるだろう。アメリカに行って勉強するならコンピュータしかない。コンピュータだけ、勉強してらっしゃい」「わかりました」その少年は、アメリカに旅立ち、必死に勉強して日本に帰ってきた。そして、その少年はソフトバンクという会社を作った。

 

成功者は成功者から学んでいるんですね。

 

では、タイトルにしている歴史、に関して触れます。藤田さんは、マクドナルドを持ってきましたが、これを機に様々なファーストフード店が出来ました。競争も激しくなり、モスバーガーが日本独自のメニュー「テリヤキバーガー」を作ったり、徐々にマクドナルドの地位が脅かされます。そこで作ったのが、バリューセット。ハンバーガーとポテトとドリンクをセットにして安くする。ただ、他社も追随してくる。ある程度の値下げでは他社も追いかけてくるので、ついに100円マックを実施。店舗数から来る仕入れ金額の安さから、他社も追随できなくなりマクドナルドの独占状態を作りました。

 

ソフトバンクADSLの無料モデムを配布しまくって、ユーザーを一気に囲みましたよね。食品と通信で市場は異なりますが、成功した歴史を学んで成功した事例ですよね。

それ以外にもデジタルの人が知ってる事例として、yahoo!というポータルサイトで独占市場を作ったのも有名な話ですよね。ポータルサイトって、もともとニフティBIGLOBEインフォシークやgoo、msnやAOLなどありましたが、Yahooは次々と無料サービスを実施しました。

例えば電車の乗り換え案内。あれは、有料のサービスだったんですよね。それを真っ先にYahooが無料で始めました。ニュース情報も新聞社や雑誌から買いまくり、無料で記事を載せるなど、市場を独占することをやりまくってました。

経験よりも、歴史から学ぶことって大切ですよね。よく、「事例を見せて下さい」と言いますが、その直近の経験よりも歴史から学んだ方が大きなことを成し遂げれるみたいですね。