tigerdriver-91’s blog

東京に来た大阪人がつれづれなるままに書いたブログ

マネジメントをするのにチーム員は何人まで見れる? その1(人事評価から考える)

僕はありがたいことに、3社でマネジメント経験をさせて頂きました。2名から20名と人数には大きな差があります。

 

良く言われるのは、「適正人数は何人でしょう」とのこと。結論から言うと、人事評価が出来るギリギリの人数になります。僕は8人だと思います。

 

まず、人事評価は以下のステップ。

1.担当者が記入した評価シートを説明していただくミーティングを行う、30分。

2.担当者からの話をもとに、評価シートに自分の評価内容を記入、30分

3.担当者に自分の評価をフィードバック、30分

4.上長へのエスカレーションとそのフィードバック、15分x2

5.担当者に評価結果のフィードバック、30分

 

一人当たり合計150分。コレを8人やると20時間、まるまる二日間半かかります。通常業務の中にこの時間が入るので、この時間を入れるのが限界だと思います。過去にもっと人事評価をしたことがありますが、時間を短縮してしまうため、ちゃんとした評価ができないことがあります。

 

更に目標設定のミーティングもある場合は、更に時間がプラスされますので、この時間も想定しておく必要があります。

 

なお、人事評価は年に一回か二回あります。最短でも半年に一回です。目標はひとつだけでなく、定量評価や定性評価など内容も様々になることが一般的です。なので、目標を設定しても、半年すれば定量評価は覚えていても、定性評価は忘れていることが多いです。その時になって、そういえばどうだっけ?みたいな評価を下していたら正確な評価は下せません。上記割り出した、その時間の精度も高める必要があります。

 

なので、僕は毎月一人当たり20分のミーティング時間を持つようにしています。そのミーティングは担当者からテーマを出してもらうようにしてます。そのテーマも人事評価に沿ったものにしてもらっているので、評価内容を担当者も自分も忘れなくてすみます。

 

人事評価をするにあたり、担当者を驚かせてはいけない、と思っています。半年に一度の評価だけの面談だと、担当者の思惑と評価者の判断がズレることがあると思います。特に評価が先の順番で最後の人が実は一番良い、と言うことになると、最後の人には良い評価、期待していた人に普通の評価を出す、なんてこともあります。毎月ミーティングをしていたら、自分の評価が達成しているかどうかの進捗が追えるのと、相対評価だと他の人の進捗もわかるので、そういったフィードバックのもと、本人にとって納得のある評価になると思います。

 

なので、人事評価の視点では最高8人だと思います。明日は、業務内容からの適正な人数を書きたいと思います。