tigerdriver-91’s blog

東京に来た大阪人がつれづれなるままに書いたブログ

美容師の今と昔

今の美容師はSNSやインターネットを駆使してアピールすることが当たり前となっています。有名なのがALBUMという美容院で、サロンにスタジオを用意して、お客様の許可が取れたら、カットしている姿やブローしている動画などがインスタにアップされていたりするので面白いですね。今やインスタはその美容院のスタイルを証明する場になっており、美容院のインスタを美容師が見て、そこで働きたいという風潮になっているようです。今やインスタは美容師のリクルート用ですね。あとは、美容師が個人でインスタをしており、お客様とインスタでコミュニケーションする時代となりました。大手美容院はお客様とのコミュニケーションをインスタでやらないよう指示しているところも、あるとか無いとか。

 


今の美容師はそんな感じですが、少し前の美容師はどうでしょう?

 


1970年代生まれの美容師の感覚は、美容師は残業して当たり前。技術を磨くためには、質より量。とにかく先輩から技術を見て盗む。そしていつか独立することを目標にしている人が多いです。今の美容師でも独立も目指す人もいますが、一生アシスタントでも良いという人がいますので、考え方自体が異なりますね。この世代は自分の店を持つことに大きな価値を持っています。
1960年代生まれの美容師になると、美容院免許を持たずに店に立っている人もいました。今じゃ考えられないですね。というのもこの時代の方々は、いわゆるヤンキー上がりの人が美容師という人もいたので、腕一本で成り上がっていこうという人たちが多いです。なので、アシスタントというより修行時代という人が多く、この修行時代は先輩からの鉄拳制裁もあったといいます。とんでもないパワハラですね。

 


1970年代までは、スタイリストでありながら、会計処理や広告などの呼び込みもするゼネラリストでもありました。今のような大手がやる分業制とは異なります。何でもかんでもやる事で全体を把握することができる昔と、ライフワークバランスを重視して、必要なことだけを効率よくする今と、どちらが事業として良いんですかね。僕には答えがわからないですが、今の時代にあった方法を考えていくことが大切ですので、この業界にあった業務を考えないといけない時代ですよね。