毎年タイトルのようなことを言われてますが、2020年ははネット広告にシフトした一年だなぁと実感しています。
まず、TVCM。今まで出稿していたプレーヤーは消え、ネット事業者が次々に広告を出しましたね。
今までのプレーヤーとは中国のインバウンド需要が減って収益が落ちた化粧品。店のオープンなので叩かれたパチンコ関連。体に害のあるタバコ。習い事の店舗経営各社。牛丼をはじめとした飲食。
ネット事業者といえば、オンラインゲーム以外で言うと、通販型化粧品、除菌関連、オンライン学習、ネット出前、オンライン保険などでしょうか。
この一年でCMがコレだけ変わり、CMをやっているところは、もれなくネット広告をガッチリ使っています。
コレは総合代理店にも影響があり、電通は本社を3000億円で売却して、一部賃貸で借りたりするような話が出たり、三番手のADKが広告売り上げてサイバーエージェントに抜かれたりと、総合広告代理店も相当厳しい感じだ。因みにADKはサイバーエージェントに売上を抜かれたのは2017年というが、サイバーエージェントは広告以外にオンラインゲーム事業やコンテンツも持っているので、2017年には売上を抜いたと言われていますが、広告単体で見ても今はサイバーエージェントの方が上です。
総合代理店がネット化を推進しようとするも、結局はテレビに引っ張られていたので、こういう時代になると、どんどん勢いが落ちてくるんだなぁと実感しています。
今年もこの傾向は続くと思います。大手広告代理店は次の手として何をするか楽しみですね。僕は彼ら経営層が、まずオンラインミーティングのURLを自分で発行できるようにすること、オンラインで入館申請を出すこと、noteなどのアプリを入れてブログを書いてみること、Twitterアカウントを自分で取ること、などをさせることでしょうね。それで、ネットを使って自分ごと化すれば、経営の考え方も随分と変わると思います。そういった作業をしたの人間にやらせるんじゃあなくて、自分でやってみる、そして楽しんでみる、まずはそこからですね。やってみて欲しい。体感して欲しいです。
