tigerdriver-91’s blog

東京に来た大阪人がつれづれなるままに書いたブログ

落ちた試験をもう一度受けました。

会社内の昇格試験です。詳細は大人の事情で割愛しますが、簡単に言うと部長になるための試験です。因みにその試験、会社が作っているのではなく、昇格試験を作っている専門の会社があり、そこの評価に従うもののようです。

 

これはある意味合理的で、えこひいき人事や縁故での昇格を防ぐ良いルールだと思います。かつて人事部長と話す機会があったのですが、導入には相当苦労したようです、いざ導入となると人事部もその考え方と今までの会社ルールのすり合わせ、その会社の評価システムを学ぶための研修など大変だったようです。

 

僕は昨年初めて受けました。タイトルにもありますが、落ちました。しかも最終試験。去年最終試験で合格したのは1人なので狭き門です。2年前も1人でした。

 

因みにこの昇格試験を専門に作っている会社ですが、流石せんもんにしているだけあり、評価基準からくるフィードバックもかなりしっかりしています。なかなか人から細かい評価を頂く機会は少ないと思いますが、自分の弱点もしっかり言ってくれるのでありがたいです。ただ、専門性はあまり評価されないので、僕みたいな専門性が高いマーケッターの能力評価は難しいようです。専門性が高いよりも、その専門性を活かして会社に対してどのような影響力を与えたか、ビジネスの停滞を防ぐための決断力、結果に対しての分析と実行力、部下指導の関与度やロジカルな目標設定など多岐にわたります。なので、専門性を極めるマスターベーションよりも会社や組織、チームに対しての貢献度が軸となっています。

 

自分自身が会社にとってどのような事をしたか、それが部長職として求められる能力なのか、を様々な角度からフィードバック頂きました。去年の不合格から一年、自分ができていない事をしっかり見つめ直してこの一年間を取り組んできました。

 

そして今年、受ける権利がありましたので、改めてトライしました。

 

結果は来年一月なのでどうなるかわからないですが、こういった試験は自分を見つめ直す良い機会でした。正直仕事の仕方も変わりました。今までは早く決断して早く実行することはトラブルのもと、がファーストプライオリティでしたが、今はビジネスの停滞を防ぐことがファーストプライオリティなので、トラブルが起きた時の対処法を考えながら案件を防ぐようにしてます。これは試験に落ちたことで自分の腑に落ちました。社長は「早くできないか?早くする方法はないか?」とよく言いますが、ビジネスの停滞を気にしているから「早く」が出るのだと改めて知らされました。

 

ビジネスの停滞が僕にとって一番抜け落ちていたことですが、それ以外に協調を徹底しているか、側面関与ではなく心理面までフォローできているか、自説を浸透させるための努力が徹底できているか、相手の理解は様々なのでそこを把握した上で進行しているかなど、学ぶことがたくさんあり、それを実行した一年でもありました。

 

来年一月の結果、フィードバックがどのようにいただけるか楽しみです。本当の意味の成長の機会はなかなか無いので、これからどうなるかが楽しみです。