tigerdriver-91’s blog

東京に来た大阪人がつれづれなるままに書いたブログ

エンタメを理解しない大人がエンタメをダメにするニュース「タカラトミー」

今朝のニュースで見たのですが、タカラトミーのツイートで、「個人情報を公開します」と言って、小学校5年生の身長体重電話番号を公開し、それは「リカちゃん」です。というものでした。

 

このツイートに町の大人は「不安をあおるようなツイート」など、タカラトミーのツイートを非難。タカラトミーもツイートを削除して再発防止に努める。。

 

情けない。。。

 

このツイートはエンターテイメントの一環であることなんて大人ならすぐわかるはず。それなのに非難をして、エンタメ性を失う行動は是非やめて欲しい。もっと言うと、何故メディアがこのニュースを取り上げるのか全く分からない。

 

メディアはこのニュースを出すことでメリットはあるのか?今話題になっていることを取り上げるべき、とか言ってこのニュースを取り上げると、マスとしてのエンタメ性を徐々に奪っていくはず。この積み重ねが面白さを無くしていくことに何故気づかない?

 

こういった類のことはSNSに任せて、マスは公共の公器として他のニュースを取り上げるべき。昔のメディアの方は足で稼いだニュースを取り上げていた。「ネタがなければ動物園に行け!」じゃないけど、SNSで盛り上がっていないネタやメディアならではの情報ルートから盛り上がっているニュースを取り上げるべき。

 

もちろん今は効率化、生産性向上の観点から、足で稼ぐ時代じゃなく、インターネットからいかに情報をとるかのスキル重視になっているので、そのスキルを磨いた情報だと嬉しい。でも、発信することでメディア自体のエンタメ性を下げてしまうと、自分の首を絞めることになりますよ。報道とエンタメ班の横の繋がりが薄いのかな?縦割をするなら役員連中が横串で見ないとダメ。一瞬の視聴率のために価値を下げる行為はやめて欲しい。

 

マーケティング3.0は価値

マーケティング1.0は商品

マーケティング2.0は顧客

 

1.0にこだわりすぎて、2.0を操作したら、3.0は崩壊しますよ。

 

プロダクトアウト、マーケットイン。など、未だに言われてますが、これも、2.0止まりで3.0の価値を見出していない。時代の空気を作れるメディアは是非情報の取捨選択をして欲しい。因みにタカラトミーは大切な広告主では?忖度しない姿勢も大事だけど、SNSで出ているなら、公共の公器であるマスメディアが発信する意味はないのだと思う。

 

大人が子供のものを楽しむ風潮はあって良いと思う。鬼滅の刃は10日間で興行収益100億円突破は日本記録だけど、これは子供だけでなく大人も楽しんでいる。親も一緒になってね。ラーメン屋の店主が、鬼滅の映画をみにいくので今日は休み、というネタがSNSで出ていましたが、けしからん、とはならないはず。古くはスターウォーズ初日はGoogleお休み、など、エンタメですね。ビジネスを舐めてるのか!にはならないですよね。因みに、鬼滅の刃は邦画も洋画もコロナ影響で少ないから勝てた、と言う人もいるみたいですね。まぁ正月でも夏休みでもないので、よくやってるな、が本音でもありますが。

 

今回のニュースが公共の公器であるマスメディアに取り上げられないことを切に願います。