tigerdriver-91’s blog

東京に来た大阪人がつれづれなるままに書いたブログ

番組撮り直しをする本当の理由に反対です(宮迫博之等)

問題を起こしたタレントが出演していた番組の撮り直しを行う理由は、ズバリ広告主への忖度です。広告主はその番組に対して半年分の広告枠を購入し、その半年間はその番組に対して、一放送に付き30秒のCMを流す契約をします。

 

つまり、広告主は半年間その番組のクオリティを尊重して購入しているので、タレントが問題を犯した場合、クオリティが損なわれた、と判断します。

 

なので、テレビ局側は慌てて撮り直しをします。放送されなかった回は、ボツ回となり、それに出演したタレントはノーギャラ、レギュラー陣は休み返上で出演となります。

 

では、体育会TVなどの名物企画でマスクマンと子供の勝負はどうなるかというと、再度撮り直しで使うか、お蔵入りするかのどちらかです。撮り直しだったとしても、撮り直しなのでスタジオの臨場感は下がりますよね。子供アスリートとしては、せっかくテレビに出たのに扱いがかわいそうですね。

 

広告主としては、提供番組は30秒枠なので、しっかりとコマーシャルしたいところ。タイム枠を買うと半年間の枠なので数千万円の投資になります。地方だけか、関東だけか、全国枠かで金額も変わり、視聴率の良い番組、ゴールデン枠になるとさらに高くなり、1つの番組で億単位もあります。

 

全国枠のゴールデン60分の番組を一本作るだけで3000万円と言われているので、テレビ局も広告主も非常に大きなお金を動かしています。

 

なので不祥事を起こしたタレントへの風当たりは相当強いし、撮り直しの労力といえば相当なもんです。

 

ここからは僕の持論ですが(今までも結構持論な部分もありますが。。)不祥事を起こしたタレントが出ていても、撮り直しをする必要はないと思っています。取って編集した時点のクオリティが1番高いので、それを無理に作り変える必要はないかと。あと、体育会TVとかお蔵入りするのも、キッズにもかわいそうだし、広告主がそれで被害を受けるかというと、視聴者目線で不快に思う人は限りなく少ないと思います。ただアンケートとかで「不祥事を犯したタレントが出ている番組を見てどう思うか」とか取ると、絶対見たくない、となるし、それは本心というより、アンケートで聞かれたから答えただけであるので、必ずしも本音ではないと思います。普通に家でテレビを見ていて、宮迫博之が出てきて、これは○月○日に収録したものです、と出ても、へーそうなんだ、でおしまいです。その後にCM見て、「不祥事を犯したタレントを出している番組にCMを流している○○社は問題があるぞ!」という人は、殆どいないと思います。その会社の競合他社関係者ではないかと疑うくらいです。あと、クレーマーですね。それは市場にインパクトを与える可能性は相当少ないですね。ネットで騒ごうとしても、そのように思っている人は少ないので無視できますね。

 

なので、急遽撮り直してクオリティの低い番組を作るより、広告主への忖度はやめましょう。広告主側も寧ろ視聴率が上がり、宣伝になると考えても良いのではと思います。

 

ちなみにアメトーク日清食品はずっと広告枠を買い続けており、木曜日の深夜帯は新商品やトライアル商品の告知に使っています。あえて宮迫博之を出すことで、注目されてCMを見てもらえればラッキーと考えている、はず!(完全に持論ですが)

 

因みにCMは降板した方が良いですね。あ、宮迫博之は全部降板してるから問題ないか。タレントはその人自体に意味を持っているから、CMは企業イメージに直結するのでダメですね。CMタレントの選定は本当に難しいですね。