tigerdriver-91’s blog

東京に来た大阪人がつれづれなるままに書いたブログ

花粉症の撲滅をする活動

花粉症はスギ、ヒノキなどの花粉が原因で発症するアレルギーですが、何故、スギの木が切り倒されて、全てなくならないのか疑問です。

 

石原都知事は2005年に公務で多摩地区に行き、スギの花粉をたっぷり浴びて花粉症を発症。それをきっかけに、杉の木の伐採を決断。杉が切り倒されるのかなぁと期待していたが、今年はスギ花粉が飛散して非常に苦労しました。

 

じゃあ、もともとなんで日本人はスギの木を植えまくったのか。それは高度経済成長により家を建てる需要が増えた。木が足りなくなり、植樹活動が盛んになった。

杉は植えてから木材として利用できるのは30-50年と時間がかかるため、需要に追いつかなくなる。

よって政府は1964年に木材の輸入に踏み切る。そうすると国内の木材関連の仕事が儲からなくなり、衰退してしまう。

スギの植林を頑張っていた人も儲からないスギを放置し、結果スギだらけになってしまった。

 

それから40年が過ぎ、2006年に花粉の少ない森作りを開始。1964年までに植えたスギは木材として使えるまでに成長したので伐採を開始。代わりに植林したのは花粉飛散量が100分の1の木を使用。これで、花粉は少なくなると思われた。

 

問題はスギの所有者だ。大半は個人の私有地なので伐採が進まない。今も交渉をしながら伐採はしているものの、現在のベースでは300年かかるという。

小池都知事も伐採に前向きだが、個人所有のスギをどのように伐採するか楽しみだ。