ネットワークインテグレーター

今回で異業種転職の記事は6回目になります。これからピッチを上げて書いていきたいと思います。

 

まさかの大学時代の同級生で同じサークルのN君と会うとは思っていなかったので、ネットマークスへの転職の道が一気に開けました。ただ、ネットマークスの部長が僕と会ってガッカリする可能性はありました。YKKでは、自分にとっては良い経験はありましたが、スキルとしては何も身についてなかったからだ。ニューヨーク帰りのFさんが言ったとおり、YKKから外に出て役に立つスキルは何もなかったからだ。そんな僕にあってもガッカリさせるだけなので、会う前にネットワークインテグレーターというのは何なのか、一気に情報を詰め込むことを開始しました。

 

失敗しないためにはどうするかを考えた結果、他のネットワークインテグレーターの中途採用を受けてみて、面接の練習をした方が早いな、と思いました。まさに、YKKに就職した時と同じ作戦です。ネットワークインテグレーターの方々はどのような人なのか、どのようなことを質問するのか、試すだけ試そうと思いました。

 

ただ、周りで転職をしている人は一人しかいなかった。この当時、社会人四年目が転職するのは、かなりレアケースでした。しかも異業種転職。わからないことだらけだったので、先ずは唯一転職したM君に転職したいことを相談した。

 

転職には、履歴書だけでなく職務経歴書がいるということ、転職活動をする場合、一社面接が始まれば、その会社に集中すること、転職活動は周りの誰にも話さないこと、などなど、今ではネットを調べれば簡単に分かることも、当初はそのようなことが本になる時代でした。

 

N君からネットマークスの競合会社を聞き、履歴書と職務経歴書の書き方という本を買い、それに習ってどんどん送りました。電車の広告で転職フェアを知ったり、転職エージェントの存在を知ったりして、土日はいつも転職活動に時間を費やしていました。社会人四年目、彼女もいなく、同期もゴルフにはまっていたので、暇といえば暇だったので、転職には集中出来ましたね。

 

エージェントと言っても、当時は立派なビルにオフィスを構えているわけでなく、雑居ビルやマイナーな駅の小洒落た数名のオフィス見たいな会社が多かったですね。ただ、彼らはベンチャースピリットにあふれていたので、僕のようなYKKで新規事業に携わっている人を面白く感じてもらえたようで、どの会社も積極的に動いて頂きました。だいたい、会ってから直ぐに会社を案内頂き、1-2週間で面接という流れでした。自分で履歴書を書いて送った会社は全く相手にされなかったのですが、エージェント経由だと直ぐに会ってくれるのは不思議でしたね。多分僕の履歴書は稚拙で分かりにくかったのと思います。

 

さて、面接。当時、ネットワークインテグレーターは慢性的な人出不足でしたので中途採用は結構積極的で、履歴書20枚くらい書いたのですが、4-5社受けることが出来ました。面接を受けるとなると大切なのが退職理由と志望動機。退職の理由はYKKの現事業の将来的撤退と若いうちにスキルを身に付けたいことで、結構簡単にまとめられるのですが、その退職理由と志望動機を結びつけるのが結構難しい。なんせ、全く畑違いの業界転職なので、今までの経験が活かさなく、色々ある業界のなかで何故かの業界を選択したかをちゃんと答える必要があったからだ。

 

当時、異業種転職の志望動機はワンパターンしかなく、転職本にも同じ業界を推奨することしか書かれておらず、「若いうちに業界を変えて新たに勉強したい」「営業の経験をシステムのキャリアに活かしたい」など、理由をひねり出すのに相当苦労しました。結果的に記載したのは上記のような理由で、僕が出す書類はことごとくダメなんだったと思います。

 

エージェント経由で数社受けました。結果的には全滅でしたが、面白い経験をすることができました。一つ目はエージェントは一社面接で落ちると、二度と案件は持ってこない。エージェントも商売なので、意外性の僕はジョーカー的な存在なので、二度目は期待していないということ、なので異業種転職をする場合は、まずは小さなエージェントにお願いをして、行きたい規模より小さい会社と会ってみて、その業界の人となり、空気感を感じることですね。僕は無作為に色んなエージェントと会って、色々面接したのが良かったと思います。絶対に行かない土曜日出社の会社とかの雰囲気も味わえました。ちなみに当時は寮だったので、

バレないように早朝スーツを着て出かけ、誰も寮にいない3時くらいにこっそりと帰るとかやってましたね。

 

次にその業界の人、雰囲気を感じることが出来ましたね。僕のような異業種の人間になぜ会ってみようと思ったのか、何を僕にやられたいのか、体力面に問題はないか、土日出社を気にしないか、業界の知識はどれくらいあるか、などなど、質問は様々でしたね。基本的にネットマークスもそうですが、YKKより規模が小さい会社なので、何故YKKを辞めたいの?は確実に聞かれましたね。相手が何を聞きたいかがわかってきたので、答えるたびに答え方が上手になりましたね。ただ、落ちましたね。落ちた。即戦力以外は本当にいらないんだなぁと、心から思いました。ただ、1-2社は面倒な仕事がいっぱいあるけど、それをやり続けることは出来るか?という類の質問は受けました。後で知ったのですが、転職者にはみんながやりたがらない仕事を任せます。なので、それを受け入れて数年は勉強するというスタンスを見せることは喜ばれることと分かりました。

 

当時ネットマークスは飛ぶ鳥を落とす勢いで、ガンガン案件を取っていたので、処理をする人は欲しいんだろうな、面倒な仕事は誰かにやらせたいんだろうな、と思ってました。

 

N君の紹介で、ネットマークスの部長、課長、N君、僕の四人で飲むことになりました。質問はもうわかっていたので答えたことと、何でも仕事してキャリアにすることをアピールしたら相手も喜んで帰りました。その後面接が設定されましたが、いきなり取締役を始めとしたお偉い方々8人ほど。質問はただ一つ「未経験者なので待遇は低いけど大丈夫?」でした。YKKと変わらなければ大丈夫と答えました。YKKは待遇面は低いけど、寮の家賃は月に8000円、朝ごはんと晩ご飯がセットで700円と激安だったので、その辺りはきっちり説明しました。結果的にエンゲル係数はそこまで変わることなく転職することができました。すこし出来レース感はありましたが、無事に内定がもらえてよかったです。因みに面接を重ねると最後の方は、自信がついてきますので、回数を重ねることは絶対におススメですね。

 

最後に、僕の職務経歴書には、小型研磨機、日本で売上ナンバーワンと書いてました。これは、何なのかというと、当時小型研磨機を扱っているのが3社しかなくて、どこも力を入れておらず、YKKでは自社で作り在庫もあったので、安い金額で売りまくった、という経緯があります。もちろんAMP社とのコラボも要因でしたが、競合が少ないところでナンバーワンになるキャリアを持つことも、少しは大事かもしれないですね。ちなみにナンバーワンの裏どりとして、当時アプトコムという専門雑誌に何度も広告を出していたのですが、その時に編集長が年間100台売ったらナンバーワンだよ、というエビデンスを元にかいてます。今度転職することになっても、僕の職務経歴書にはそのことが書かれていると思いますので、これを見た人は、そんなエビデンスはダメ、とか突っ込まないようにお願いします。ちなみにこの研磨機の説明をするビデオに出演してます。中国の代理店がこの研磨機を中国に持って行って販売してたのですが、僕が出ているビデオも持っていって海外でひろうされまくったみたいですが、僕の出演の版権はどうなったのかな。。まぁいいか。