三沢光晴、川田利明、小橋健太、田上明
私がプロレスを見始めた中学時代であり、キッカケは
天龍源一郎率いる「
天龍同盟」という、
全日本プロレスの中でも「反骨心」「革命的」な部分に惹かれて、毎週のようにプロレス中継をみるようになった。当時の
天龍同盟は、
川田利明・
サムソン冬木・
小川良成という構成だった。川田・冬木は
フットルースというチーム名でも活動し、カンナムエキスプレス(ダグファーナス・ダニークロファット)との
アジアタッグベルト争奪の好敵手でもあり、そこに2代目
タイガーマスク(
三沢光晴)が加わるという構図が非常に面白かった。
天龍源一郎の全日脱退により、日本人エースは「
ジャンボ鶴田」のみとなる。ここで三沢は
タイガーマスクを脱ぎ、プロレスラー
三沢光晴として超世代軍を結成。川田・小橋・田上など最初は四天王が全て超世代軍という構図で、
ジャンボ鶴田・谷津・カブキなどのベテラン勢に挑む構図となる。後に田上が超世代軍を離れ、
ジャンボ鶴田とタッグを組み頭角を現す。その後、
ジャンボ鶴田の内臓疾患により、
全日本プロレスは、本格的な四天王時代を迎える。その後の構図は以下のとおり。
超世代軍・・・三沢・小橋・秋山・菊地
聖鬼軍・・・川田・小橋・渕・小川
外国人・・・スタンハンセン・ダニースパイビー・殺人魚雷コンビ(テリーゴディ・スティーブウィリアムス)
衝撃的だったのは、殺人魚雷コンビ。圧倒的な体格差とパワーで日本人を蹴散らし続けた。ハンセンを含め、大型レスラーに挑む日本人という構図は中学・高校生の頃、すごく興奮したものです。なによりも感動したのが、
1997年のチャンピオンカーニバルで三沢・川田・小橋の三つ巴戦。川田が2勝し、小橋に勝利した時のコメント「これが全日本プロレスです」。テレビの前で「全日本」コールをしたのは、一番熱かった。そして、四天王のなかで一番好きなレスラーが「川田利明」になった瞬間でもあった。
その後、NOAHに大量脱退。川田もハッスルに出場と、僕のプロレス熱は一気に冷めてしまったのですが、今も
YOUTUBEで過去の試合をみると「あの頃」を思い出し、熱くなるものです。